先日仕事で木曽町へ行きました。
ここはご存知、木曽檜の産地。
その庁舎はというと、本当に素晴らしかったです。
町村合併に伴って建て替えた、ということでしたが木造の建物は暖かくて、ずっと居られるほどの居心地でした。
バイオマスボイラーが稼働していて、その熱でしょうか、ほんのりとでもしっかりと熱が伝わってきて
「ここなら寝られる」
と思いましたよ。
建物内にはこのような立派な柱がありましたが、無垢でこれだけの柱は見たことがありません。
さすがは木曽ですね。
これだけの柱を加工できる技術も素晴らしい。
町のシンボルとしてふさわしいと思います。
木曽町は、自然が豊かで住みやすい場所だと思います。
子供なら自然の中でのびのびと育つ場所です。
空気も水も澄んでいて、アレルギーさえなければとてもいいと思います。
自分はアレルギーがあるので厳しいですが、なければ住みたい。
こういう山間の町村は高齢化が進み、新しい産業も育たないことから人が増えず、また生活するうえで様々な問題も出てきます。
ひとつには”足”が問題になります。
コミュニティーバスのようなものが欠かせないですね。
これは、どこでも言えることですが、高齢化と共に免許を返納する人が増えてきます。
そうすると今日食べるものにも困るわけです。
ネットスーパーを使える方はよいですが、今までずっとスーパーで買い物をしていたみなさんの場合はやはり現物を見て選んで買いたい、そう言うと思います。
そうなると、やはり便利な足が必要。
これを町村が維持することが必要です。
そのための予算(税金)が必要ですよね。
国家の課題なので、税金を使って高齢者を支えていかないと困ったことになります。
いろいろ考えてしまいます。
さてここは山の中。自然がいっぱいです。
木曽谷、とはよく言ったもので谷の底に町があります。
その昔は宿場がたくさんあって、馬籠宿、妻籠宿は今でもそのころの暮らしを想像できるようになっています。
あれだけきれいに残っているのは、とても価値があると思います。
長く残していただきたいですね。
今大切なのは過去の建築物を後世に残すこと。
これは、自然にも言えることです。
自然も建物もずっと良い状態で残すこと。
どうすればそれができるか・・・。
今できることを考えて、皆で行動することが欠かせないですよね。
これだけきれいな自然を守るためにはひとりひとりが意識していかなければだめです。
それも木曽だけの問題ではなくて、全世界が考えなくてはならないんです・・・。
悩ましいですね。
さあ、今日もいい1日にしよう!