「あ〜あ、またこんなことになったよ」
という声が聞こえてきました。
また、って?
どうしたの?
というと以前起きたトラブルと同じようなことが起きたのだとか。
じぶんはこの”また”という言葉に危うさを感じたんです。
「また」ということは以前にあった出来事を思い出して紐づけています。
以前あったことと全く同じだったのか、あるいは違うシチュエーションだったけど、似たようなことだったから紐づけたのか。
自分はこの「また」という言い方が好きではありません。
いろいろな変化をしている中でこの言葉を使った瞬間にゼロに戻ってしまうような印象です。
引き戻されるとでも言いましょうか。
特に今の時代は、いろいろなことが目まぐるしく動いている。
だからこそ、よく見て、今起きていることに対処する。
そのときに過去を引っ張り出してはいけないと思います。
そういう意味では経験値が邪魔をするということもありますね。
タイトルに書いた「プラス思考で生きる」というのは、ものの捉え方ということとものごとを前に転がす考え方と視点があります。
常に前向きな考え方をしていきましょう、というのはもちろんいいのですが、ここでお話したいのは
人はそれぞれ「これはAですよ」と言われても、右寄りなのか左寄りなのか前から見たものなのか後ろからの視点なのか、いろんな面があります。
固有名詞の、例えば「スポーツカー」だとします。
スポーツカーは、加速がよくスピードが出て、もちろんハンドルを切れば思い通りに車が動く。
では違う見方をしてみます。
①加速がいいのはいいんだけど、居住性は悪いよね。住むわけじゃないからいいけど。
②人が二人しか乗れない。でも、2人で乗るんだから十分。
③さすがこの車はよくできている。ドライバーは、曲がりたい方へハンドルを切れってアクセルをじわっと踏めばあとは、少々荒っぽくてもラインをトレースしてくれる。
これらは何が違うでしょうか。
共通していることは「スポーツカーが好き」だということ。
視点が違うからみな違うことを言っている。
でも、プラス思考、前向き思考な言葉ばかりですよね。
冒頭の言葉の中にマイナスなイメージとして「また」が入っていなければいいんです。
過去に引き戻されて、またゼロスタートになることだけは避けたほうがいいからです。
常に前向きに考えて、何をどう考えるかによってその人が出来上がります。
会話していると気づくこともたくさんありますが、相手によってプラスに気づかせてくれることってありますよね。
反対にマイナスイメージが膨らんだ時に押し黙っているとどんどんマイナス思考に支配されて嫌な人になっていくような気がしませんか。
そうなる前にプラス思考でいきましょう。
人生は一度きり。
楽しい人生にするためにもマイナスなこともプラスにひっくり返して、いい方へ考える。
楽しくなると思いませんか?
さあ、今日もいい1日にしよう!