今日も絶好調!

モノの値段。

自分が会社に入ったころのコンピュータは、プログラムを組まないと何も機能しない箱でした。
その箱に、プログラムを組んで入れて、仕事はメニューの番号で選ぶ。
今のようなマウスはまだ存在していませんでした。
その時のコンピュータは、本体60万。モニタ13万。キーボード4.5万。
もちろん今のような性能ではありません。
それでもプログラムを入れれば、お客様の納品書、請求書、売掛残高一覧表・・・が出せたのでとても重宝がられました。
コンピュータがなかったお客様は、はい、手書きですよね。
今からでは想像できません。

そしてWindowsが出てきて、世の中は一変しました。
コンピュータが一気に普及して値段が下がっていきました。
そして今は、ノートパソコンで10万くらいですよね。
あ、ちなみにノートパソコンが出てきたばかりのころは40MBのハードディスクがついて50万くらいでした。
振動に弱くて、持ち運びはけっこう気を遣いましたね。

そんなコンピュータですが、たぶん15年位前から価格は落ち着いているように思います。
性能はどんどん上がりますが、価格は上がらない。
普及するということはそういうことなんでしょうか。
限界まで下がったんですね。

モノの価格というのは、服飾やブランド品を除けば当然原価はありますから、限界となる価格があります。
そこまで来ている商品というのは、物としてというよりも道具として必要な領域なのかな、と。
紙や鉛筆はある時からあまり値段は変わりませんよね。

逆に新しいものは当然高いです。
いろいろ研究して、試作して、世に出てきます。
iPadも最初は高かったように思いますが、今は身近になった感じがしますね。

そういったものにもう一度今までと違った付加価値を付ける。
そうするとその価値相応の金額が上乗せされる。
その分便利になるとか生活が豊かになるならいい製品ですよね。
これから出てくるものは、今でも短いその製品のライフサイクルの中で付加価値をアピールすることでより高く買っていただけるような商品でありたい。
何でも安く買えることは消費者としてはいいことですが、企業としては利益が少ないから厳しい。
そんな難しい時代だなあとしみじみ感じました。

さあ、明日もきっといい1日になる!

-今日も絶好調!