この事の大切さに気づいたのは、恥ずかしながらここ2年位の話だ。
普段ペラペラと話をしているのに、自分の考えていることを整理して文字に落とせないことが多い。
これは結局何も考えていないのと同じになってしまう。
「生きている間に何をしたいのか」(プライベートも仕事も)
「今まで何をしてきたのか、これからどんなことにどう取り組むのか」
これを一度立ち止まり整理してみるといい。案外書き出せないことが多いのではないだろうか。(自分だけだったりして・・・)
ある時、会社で自分のやってきたこと、考えていること、市場についてを整理する場面があった。これについて短時間で説明し、プレゼンし、質問に答えるというもの。
このときに自分の考えの浅さ、視界の狭さに驚いた。
近くから物事を見すぎていると判断が”点”になる。
俯瞰してみて、寄ってみて、少し離れてみて、角度を変えてみて・・・と。
このスキルを持っていないと作戦を立ててもうまく行かない。
同じことにチャレンジしているメンバーの内容を見て、質問してみたら・・・答えられない。自分で書いたはずなのに、少しひねった内容で質問すると答えられないのだ。これはどういうことか。
自分も答えられないことがあり、なぜ答えられないのか考えた。
これは思慮が狭く浅いことが原因だ。
先に書いたとおり視野を広く持つことが大切だが、いちばん大切なことは、
「自分の考えていること、取り組んでいることを常に整理して自分を言語化していること」
自分自身を客観的に見ないと、このことも難しいと思う。
何をしていて、目的はなにか、そうすることによってどんな効果があるのか。
これは書き出してみて、整理しないと自分の場合はまとまらない。
一度書いて、少し時間をおいてもう一度見ると「浅い!」と思うことがある。
これをもしメンバーに指示していたらどうなるだろう。
失策は、思いつきや感情で走った時に起きる。
そうならないためにも普段から整理しておくことを訓練と思ってやったほうがいい。
さあ、明日もきっといい1日になる!