入社した頃言われたこと。
「買ってもらおうと思うな。今はとにかくお客様に会って、疑問に思ったことは”教えて下さい”と言って吸収しろ。言われたことは全部メモを取れ!」
言われるままにメモをしていた。この時、わからないことを教えてもらうことのありがたさを感じた。
そして、いろいろ覚えたことを次のお客様に話して、「うちの場合は少し違って~」と言われることを吸収し、少しづつ仕事を覚えていった。
たまにはお客様から「わからねえなら来るな」とお叱りを受けたこともあったなあ。
忙しいお客様を訪問するのだから事前に調べてからお客様と会話したほうがいい。
しかし、時は1990年代はじめ。
パソコンもようやくWindows3.1が出てきた頃だ。もちろんGoogleなどはない。
調べる術がないから、教えてもらっては次のお客様で検証する。
日々これの繰り返しをやっていた。
冷や汗やら脂汗やらで汗だくになりながら。
そうして得てきたスキルは忘れることなく頭に入っている。
わからない言葉が出てきても今はググればすぐわかる。便利だなあ。
それにYOUTUBEでも動画で出てくる。これを使わない手はないだろう。わからなかったことはその場で調べてスキルにする。
30年前とは汗のかきかたが変わったと感じている。
しっかり調べて、資料だって揃えられるから準備も怠らずにお客様の困りごとを引き出せればすぐに提案できるいい時代。
それが故に、”お客様を知る”ことに全力をかける。ここがミソですね。
でも、自分の頃と違って、会社が資料を出しているから読んでお客様と会話すればいい。一生懸命、話を聞いて課題を整理する。そこに自分たちの価値を見出す。そんな汗のかき方に変化している。でも、汗をかかなきゃダメだね。
聞いたことや学んだことは、口に出したり、行動することで頭に記憶されるから。
さあ、明日もきっといい1日になる!