昨日ご一緒いただいた方はトレラン（トレイルランニング）の猛者でした。
先日５０㎞のレースに出てきたというのですが、
「５０㎞くらいだとそんなに疲れない」
のだそう。
んっ？何かおかしいぞ。
いやいや、山の中を走り回って、上ったり下ったりしますからね、疲れないということが理解できず、まさに開いた口がふさがりませんでした。
まあ、それもそのはずで今シーズン１００マイル、１６０㎞オーバーの大会を完走しているんです。
夜６時スタートというその大会は、寝ずに夜中じゅう走り回り、翌日夜中ゴールするという・・・。
３０時間で完走したようですが、それもおかしい。
３０時間で走り切れる距離じゃないです。
たまたま昨日テレビでやっていたGreatRaceという番組では１７４㎞を３７時間で優勝したといっていました。
どうやら、昨年の大会のようでした。
往復１８個の山を上ったり下ったり。
完走率は６０%。
最長ゴール時間は６５時間・・・。
走っているときに筋力がなくなって、下りで滑り落ちるとか、上りでもスリップして登れないとか、限界に挑戦し完走していました。
それでも完走する人たちというのは、気力の世界ですね。
落ち葉が錦糸卵に見えるとかアクションヒーローに見えるとか言ってました・・・
幻覚が見えても走る。
凄すぎます。
先の猛者が言うには、
「みな大会にエントリーする時点で、身体は仕上げてくる。完走できるかどうかは気持ち次第。」
なのだそうです。
トライアスロンでもきついけど、６０時間山の中を走り続けるとか想像できません。
そんな彼が言っていたのは、
「久しぶりに１５０㎞超の距離をロードバイクに乗ると腰が痛い」ということでした。
信じられないですけどね、「疲れた」といっていたので、そんな超人でも使う筋肉が違えば疲れるのかと。
昨日は１５３㎞のライドでしたが、自分からすると１００㎞オーバーが普通になっていてそれをどれだけ楽しむかなんです。
確かに今日は普通に仕事してましたし、疲れるってことはないですね。
長く走ることはトレーニングではないですが、巡行スピードはそれなりに速いのでいい練習になります。
離れたら追いつけないくらいのスピードです。
そういうところで仕掛けたり、仕掛けられたり、と遊んでいるうちに自分の筋力が上がっています。
あとはクロストレーニングで心肺を上げていけば、もう少し自分に勝ちつづけられるかなと思いますね。
さすがにトレランの大会に出ようとは思わないですが、ただトレイルに行けば違うものが手に入ることはわかっています。
新しいことを始めるにはいい季節ですねえ。
さあ、今日もきっといい１日になる！