会社勤めをしていると思わぬところで自分の評価が下がったり、まあ運不運もあり、評判が下がったりすることがあります。
逆に下地の出来上がったところへ行って、あれよあれよという間に”業績連続達成!”なんてこともあります。まあ評判は上がりますね。
この時に考えなければいけないのは
「これって自分の実力か?」
と常に自問自答する心ですよね。
ラッキーパンチは続きませんから、慢心は地獄の一丁目一番地です。
そして、自分の評価、評判というのはあくまでも会社組織の中の話であり、その人の本当の価値ではないということ。
会社の評価というのは働いたことに対するものであって、その人・人物の評価ではありません。
※ここ大事です!
それなのに自分の人としての尊厳を傷つけられたといって、病気になってしまう人がいます。
気持ちはよくわかります。
かつて自分もそうなりましたし、いまだにそういう頭があります。
なぜか?
そういう世界だったからです。
他人との違いを認めず、
「業績は人格だ!できない奴は人としてダメなんだ!」
そう言われた時代がありました。
これ、本当にあった話です。
これを若いころに経験してしまうと染みついてしまうので面倒です。
定年になり、仕事から離れたとき、何が残るでしょう。
素の一人の人間として、何ができるのか。
自分の価値を評価するのは自分なんです。
できる自分、できない自分、努力している自分、へこんでいる自分・・・・。
全部自分ですよね。
そして、会社とか仕事というのは一つの要素であって、自分自身のすべてではない。
今でこそパワハラ上司はいないと思いますが、他人から何を言われようともその人が自分のすべてを知っているわけではありません。
ボランティア活動をしていたり、子供たちに体操を教えていたり、社会貢献のために学生といろいろ考えていたり、そこにエネルギーを注いでいる人たち、素晴らしいと思います。
もちろん趣味に没頭して、大会で自分に向き合うことも素晴らしいです。
会社の業績とかある一面でしかありません。
それで人として評価される?ありえません。
自分の評価は自分自身がすればいいんです。
何かが足りないと思えば、努力して身に着ければいいし、もっと好きなことに取り組みたければ思い切りその世界に飛び込んでみればいい。
一番よくないのは、頭で考えてばかりいて、「どうせ○○だから」と決め込んで何もしないこと。
これはなにも成長しませんから。
失敗すれば、失敗することがわかるし、成功したら成功できることがわかる。
どちらもそのプロセスがわかることが大切だと思います。
やらなければずっと、何にもわかりません。
偉そうに何か言っても薄っぺらいだけです。
「自分には何もないんです」
という方がいました。
「いえいえ、いろいろできること知ってますよ、こんなこととか・・・」
その人は自分のことが見えていませんでした。
必ず人には得意なことがあって、人よりも優れていることがあると思います。
その人がそのことに気づいていないだけなんです。
自分と向き合う時間をつくり、自分を正しく評価して、自分の強みを伸ばせたら、間違いなく病気になるなんてことは減っていくと思います。
仕事で病気になってはいけない!責任感強すぎ!!
本当にそう思います。
自分の評価は自分が責任をもって、自信をもってすればいい!
さあ、今日もきっといい1日になる!