NHKで正月に戦国武将の特番をやっていたのですが、
「権力を持つと周りに集まるのはイエスマンばかりになる。
特に、戦国時代は言うことを聞かなければ切られて命を落とす。
そうなるから天下人は孤独になっていく。」
意見する人がいなくなりますからね。
大河ドラマでは何度も徳川家康や豊臣秀吉ってやってるんですね。
今は亡くなられた懐かしい俳優の方が若い頃に演じている映像を見て、演出の仕方が違ったり、ストーリーが違ったりしていることを知りました。
題材が昔のことですからね、脚色の仕方でどうにでもなる感じです。
さて、
”権力を持つと周りにはイエスマンばかり”
になる。
これ、現代社会でもよくある話で、判断を誤ると企業も組織も傾いていきます。
意見を言えるNo.2がいつの世も重要です。
今の組織では役職は「役割」と捉えてえらいとか権限がある、ということにならないようにかなり厳格に範囲を決めていたりします。
もちろん会社によって違うと思いますが。
ここで大切なのは「えらい」という言葉。
この言葉がすべてを錯覚させてしまうんです。
以前海外で会った方は、ある有名企業の専務。
自分からすれば、ただのおじさん。
知らない人だし、海外だし。
雑談をしていたら、
「君はどこの会社のものだ?もうすこし口の利き方を知ったほうがいい。」
というようなことを言われました。
何が気に障ったのかはわからないのですが、丁寧に話をしていたつもりです。
そのときに呆れたので、
「ここ日本じゃないですよ?それに私は部下じゃないですから。」
とやさしく言ったら、なんだか怒っていました。
この方はたぶん揉み手をして、持ち上げられたかったのだというのはわかりました。
自分が一番よくわからない、できない行動です。
あらためてですが、基本的に組織は上に行けば行くほど、下の人たちは意見を言わなくなっていく。
なぜなら、評価に係わるし自分の所得に影響するから。
反面、いろいろ考えずに上に意見を言うことを好む方もいるわけです。
こういう方は戦い方を誤ると・・・。
まあいろいろありますね。
組織には戦い方がありますからね。
自分は苦手です。
それを思うと、よくもまあ・・・ここまで生き延びてきたものです。
反面では、そういうことを良しとしていただける方に仕えた時は自分の話を聴いては、正しいロジックを教えていただいたりしたものです、
その中には、部長級全員を敵に回すようなことがあり、矢を全身に受けたこともありました。
何度か死んでます。
戻りますが、戦乱の世の中では本当に理不尽なことが多かったんですね。
“鎌倉殿の13人”は、最初からずっと見ていましたが、あの時代は何かあればすぐ殺されてしまっていたようです。
死ねと言われたら死なないといけないし。
怖いですねえ。
異を唱えた瞬間に切られる。
怖すぎです。
今の世は、人が潤沢にいるわけではありません。
いる人財をどう生かすか。
さらに、いる人の個性をどう生かして企業を伸ばすかを考える時代です。
昔のように切って切り捨てていたら組織は回らない。
だから、いる人の素性を活かすことを考えるのか経営者にとっての手腕ということになります。
でも、この人は”人罪”(いることが罪な人)だと判断すればいかなることがあっても切り捨てることが必要です。
短期視野ではなく、長い目で見たときに必要かどうか。
店をいったん閉めてでも、誰かが兼務になろうともそれはやらないとダメなんです。
以前聞いたのは、自分のスキルは他に持っている人がいないから、辞めるとたびたび言っては昇給をねだる輩の話。
ある程度は期待も込めて対応していたようですが、さすがに経営者は耐えかねていたそうです。
ある時、また言ってきたその輩に、
「明日辞めてもらっても構わない」
と言い放ったそう。
そして、全て書類を用意して渡したとか。
すがりついてきたそうですが切り捨てた。
それはなぜか。
どれだけ技術があっても、まわりの人たちへの悪影響があまりにも大きかったから。
周りの人も自分のやりたい放題をする姿を見て、ほとほとイヤになっていたようです。
店を一時的に閉めることになったとしてもその判断をすれば、他の皆さんはきっとついてくるし意見も言ってくれると思います。
本当に重用すべきは、腕が確かで判断基準にぶれがなく、自分の言った言葉に責任を持てる人。
戦国武将の中には判断を誤った時にこそ、自分を律し、信頼できる部下の意見を取り入れるような人もいたようですが少なかったのでしょうかね。
少なくとも現世においては、先の秀吉のように周りのことを信じられなくなり、意見具申してくれる千利休に切腹を命じるとか気に入らない人を切りつけるということがあってはならないですね。
たまにいるんですけどね、必ず孤立していきます。
残念ながら、気づいたときには誰も本音で話をしてくれなくなっているんです。
新年も10日になりますから、ここらで帯を締め直しましょうか。
さあ、今日もいい1日にしよう!