全日本スピードスケート選手権。
最終日に観に行きました。
目当ては女子1500mの高木美帆選手。
10月の距離別選手権ではなんとなく重そうな感じがしたもののしっかり優勝。
スタート直前に感じた空気がピンと張りつめて何も音がしないあの感覚。
他の選手の時と全く違いました。
それを今回も体感。
何でしょうね、観客がいないくらいの静けさになる。
空気が変わるというのはああいうことを言うのでしょう。
そしてスタート直後からの声援のすごさといったら、これも今までとは違う音量。
やはりレースは何でもそうですが、現場で見ると迫力が違います。
高木選手はしっかり優勝。
オリンピックを確実にしました。さすがです。

今まで観てきたのは、このスピードスケート、サマージャンプ、ジャンプとノルディックスキーの複合、アルペンスキー、アイスホッケー、自転車レース、トライアスロン、どれも世界の一線級といわれる人たちのレースは本当に観ていて空気が違いますよね。
それを、
「え?こんな値段でいいの?」
という金額で見られる。
それも車で20分とか1時間とか・・・。
これは、観なきゃ損です。
フィギュアスケートは車で10分のところでやりますが、これは観たことがないんです。
チケットの争奪戦がすごいんですよね。
浅田真央、羽生結弦選手が活躍していたころは追っかけの皆さんがいましたからね。
チケットが取れなかったです。
でも、そういう方の気持ちもわかります。
一度見たら、きっと「次も見なきゃ!」ってなるんですよね。
あれは、芸術ですからね。
自分が見たいのはどちらかというとスピードレース系です。
高木選手がゴールした後のクールダウン周回での息づかいが聞こえますからね。
あれは何とも言えないです。
たった2分のレースに全力を注いだその厳しさのようなものをヒシヒシと感じます。
その瞬間そこにいることが尊いです。

貫禄の滑りでした。
でも全力を出し切った選手はゴール後にふらつくこともあって、本当にすべてをかけて、出し切っているんだなあと思います。
本物のアスリートですね。
今度はテレビでオリンピックの髙木選手を楽しみに観たいと思います。
さあ、今日もいい1日にしよう!