「いやあ、〇〇さんのおかげで助かりましたよ!」
「あの資料、本当に使いやすいです!」
「〇〇さんがいないと回らないですね!」
毎日飛び交う様々な言葉。
素直に受け止めてますか?
素直に受け止めるか謙遜して受け流すかによって運が変わるとしたらどうでしょう。
「ありがとうございます!」
「うれしいです!」
「そう言っていただけるとますますがんばれます。」
そう言えばいいことを、自分は受け流すことが多かったんです。
でもある時、素直に受け止めたらどうなるのかやってみました。
これには驚いたのですが、エネルギーが強い、大きい。
受け止めきれない。
この感覚、わかります?
自分はそう感じました。
だから全体を受け止めず、少しだけ受け取っていました。
あとは、自分が天狗になるのがイヤだったのもありますね。
いまになって思えば、素直に受け止める人生を生きていたらどうなっていたのだろうか、と思います。
営業職ですが、わりと側面から支える仕事をしてきたので決まったものは担当している若手や同僚の仕事として光らせてきました。
自分がやった、とは言ってこなかったですね。
30代前半の頃、自分が担当している地区のある業界で大きな変革が起こりました。
その時に、県が説明会を開くというので、県の担当者に事情を説明して参加させてもらいました。
もちろんその場にスーツでいたのは自分だけ。
他の皆さんは作業着が多かった。
2時間くらいでしたがいろんな質問が飛び交い、ことの重大さがわかりました。
同時に自分になにができるのかもわかった。
そこから仕事としては快進撃が始まりました。
あの会議に行ったというだけで話を聞いてくれたり、もちろん商談になったんです。
あの頃は役に立てるストーリーが見えたから楽しかったですね。
その時にお客様から言われたのは、
「これがあれば、夜中まで仕事しなくて済む、ありがとう!」
「生き残るにはどうしたらいいか悩んでいた。助かった。」
こんな言葉を当時30代前半の若僧にかけていただいたんです。
よろこんでいただいて、契約につながる。
最高の瞬間です。
社内でも、月が始まる時点でその月の予算達成が見えていた。
だから、その月はさらに翌月の仕事をしていました。
こういうサイクルが営業としては理想です。
この時の仕事は自分が市場をつくり、安定した業績を作ることができたのでうれしかったのですが、社内でも褒めていただけました。
でも、実績は担当している営業に付いた。
だから、営業からは感謝されました。
自分は、お客様に喜んでいただけたからそれで良かったんです。
でも、その時の言葉を素直に受け取っていただろうか。
斜に構えていなかったかな、と。
素直に受け取らないとパワーがあるのでもったいない。
今なら全身で受け取ります(笑)
自分では気づかないうちにお役に立てていたこともありました。
ある年に事務所にいたら「お客様から電話です」と言われて替わると興奮気味に「あの時教えてもらっていなかったら大変なことになっていた」と話されていました。
自分は突然のことにピンとこなくて、後になってからホッとしたというか納得したというか安心したというか。
営業の仕事というのは買ってもらえなくても役に立てることがある。
もちろん契約いただけなければ仕事にならないのですが、それでもこうして役に立てたらきっといつかはお取引いただけるはず。
それも営業の仕事の楽しみですね。
ガツガツしていてもよい契約にはつながらないですから。
いわゆる種まきのようなことが必要です。
草花と同じで最初から芽が出るなんて思ったらダメですね。
芽が出てもそれが大きく花を咲かせるのは先の話。
さあ、今日もいい1日にしよう!