”今週末は天気が悪い。
予報でずっと天気が悪かったから仕方ない”
そんな週末は、
「そうだ、スケートを観に行こう!全日本距離別選手権!」
今年はいつもの選手権ではなく、オリンピックイヤーなのでかなり皆さん仕上がっているに違いない。

以前スピードスケートのレースを見て感動したのは、98年の長野オリンピック。
もちろんその後も国内のレースは見ていますが、感動したのはあの時でした。
女子1500mのレースでしたがオランダの選手が優勝したんです。
もうその迫力や伝わってくる気迫がすごかった。
「これがオリンピックか。」
今回はそのオリンピックに行く人たちが滑る。
それを考えただけでゾワッとします。
といっても会場は毎日見ているMウェーブなので、初めて行くワクワクのようなものはありません。
通常時は一般開放しているので、自分も滑ったことがあるそのリンクで、今日はアスリートが100分の1のタイムでしのぎを削っている。
それだけでも感動します。
それにしても、あの脚・・・。
スゴイですよね。
語彙力がないのでこんな表現しかできないのですが、腿が尋常でないほど太いんです。
あの脚で氷をとらえるんだと思うとそれだけで興味津々です。
ひとケリで進む距離が長い。
だからテレビで見ているとゆっくりに見えますよね。
ところが、目の前の選手たちはあっという間に視界からいなくなります。
速いんです。
いやあ、この速さ、空気感を観ることができるのは幸せでした。
次はオリンピックで思い切り滑ってきてほしいですね。
下の写真、女子1,500mのレース。
アウト側が髙木美帆選手、イン側が佐藤綾乃選手。
このレースは髙木選手が優勝しました。
さすがに強いんですが、インコースから抜けるときに一度バランスを崩したのが気になりました。
ギリギリの戦いですからねえ。

このあとのシーズンは大学や実業団がトレーニングや合宿に使います。
朝早くから練習しているんです。
スケートも機材スポーツですから、道具や滑る場所がないとできないですよね。
ふだんはどんなトレーニングをしているのか、というとロードバイクでした。
これからの季節はMウェーブに腿の太い人たちがロードバイクで乗り付けるんです。
スケートの選手は重いギヤで長く踏んでいくような乗り方をします。
もちろん回転数でくるくる回すタイプの人もいますが、重いギヤの人たちはまるでスケートをしているかのような乗り方なのですぐにわかります。
スケートから競輪に転向する方もいますから、ロードバイクと親和性が高いんですね。
競輪の選手も腿がとにかく太い、というか大きいです。
以前一度だけロードバイクで一緒に走っていただいた競輪選手は重いギヤで会話しながらどんどんと行ってしまいました。
これでお金をもらう人たちというのはこういうことか、と思いましたね。
まったく息が切れないまま加速していくんです。
山へ入っていく手前までご一緒いただいたのですが、とてもいい経験をしました。
プロの世界。
スケート選手は比較的短命ですが、競輪選手は年配の人までいます。
競技を続けようと思えば、障壁はありますがそちらの道というのもありなのでしょうかね。
さて、次はオリンピックの代表決定戦!
全日本スピードスケート選手権大会!
12月26~28日はこれも観に行かないと。
さあ、今日もいい1日にしよう!