今日も絶好調!

人との出会いは一期一会

先日、あるお店で聞いたお話です。
そのお店は名物のお菓子があってこの季節になると特に注文が増えるのだそうです。
事前に注文が入っていて、それは誰が見てもわかるようにしておくのがルール。

8/9注文分
〇〇様より 四季の里 10箱 神奈川より 
〇△様より 四季の里 2箱  茨城より

まあ普通に考えれば、この数の差があるので取り違えはないはずです。
ところが、〇〇様が来た時に12箱渡してしまった。
冷蔵庫に入れておいたものを全部出してしまったようです。
幸いにも店長がすぐに確認をしたそうで、お客様のところへ走って行って事情を話したらやはり2箱多かった。
そんなミス起きますか?というのが起きるものお店。
これが駅ナカのテナントで入っているお店だったら、お客様が立ち去ってしまったらまず見つけられない。
誰が出しても間違いが起きないようにするにはどうしたらいいのか。
これはどんなお店でも、商売でも言えることですが、ミスというのはつきものです。
でも、このお店のようなミスだと茨城のお客様は事前に注文していたにもかかわらず、品物を受け取れない可能性がありました。
評判は悪いことのほうがあっという間に拡がります。
防ぐためのひとつの考えとしては、

来ていただくお客様は、次に来るとは限らない。

と考えること。
実際、最近あちこちのパン屋さんを探検して歩いていますが、もう一度行きたいと思うお店は1軒だけです。
そのお店も接客には問題があるお店ですが、パンがおいしいから行きたい。

いま目の前にいるお客様を大切にすること。
そして、注文してくれたお客様については特に「指名買い」ですから、絶対にミスをしてはならない、ことをみんなで理解することですね。
品物を渡すときに、ふたりで確認して
「ありがとうございました」
を必ずそのお客様に向けて言う、とか。
お客様とは「一期一会」なんです。
一度きりのチャンス、そのチャンスを活かせるか。
どれだけファンになってもらえるか。

たまに店員の接客態度がいいから、という理由で繁盛するお店があります。
それはそのお店の商品がいいからではなく、人に付いたお客様。
その人がいなくなったり、応対が冷たくなったらあっという間にお客様は離れていく。
飲食業ほどそういう意識は持ったほうがいいと一個人として思います。
もちろん、上からものを言うつもりはないんです。
ただ、お客様は何を求めて来店したのか考えていないと、あっという間に離れて行ってしまうということをあちこちで目にするので大切だなあと思うんです。

以前美味しいラーメン屋さんがありました。
今はもうやめてしまったのでないんですが、そこは店主に癖があって自分が思った通りにお客が動かないとケンカ腰にものを言う人。
順番を待つ場所が長いイスだったんですが、端から詰めていないと怒りだす。
たまたま初めてのお客様が来た時に何を言われているかわからなくてオロオロしていたんです。
すると、怒鳴り上げてしまったんです。
これには驚きましたが、食べている方も楽しみにして待っていた人も残念な気持ちでいっぱいになりました。
いざこざはけっこうあったようですね。
食べ物を食べに行ってこれではどれだけ美味しくても離れますよね。
美味しくてもおごりがあったら客は離れていきます。
そういうお店、見かけませんか?
自分はもう行かないと決めたお店、残念ながら何件かあります。
美味しいんですけどね。
でも、この話は人には言いません。
なぜなら感じ方や価値観がみな違うからです。
横柄な店主でも、それも含めてその店の味、と思えば気にならなくなりますから。

すべての人との出会いは一期一会。

これさえ間違えなければトラブルは減るのではないでしょうか。
さあ、今日もいい1日にしよう!

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