昨日の朝、散歩しながらなんとなく曇り空だなぁと思っていました。
朝6時半に仲間から、
「山が見えない」
と連絡があり、これで”いつものルート”へ行くとずぶ濡れになりそうだと言うので、急遽ロングライドは中止することになりました。
”いつものルート”は、須坂~菅平~鳥居峠~嬬恋パノラマライン北ルート~草津温泉~渋峠~山ノ内町~中野~長野市へ戻るルートです。
160㎞ほどでしょうか。
このルートは白根山~渋峠のあたりで雨に降られると寒いし、確実に風が強いのでとても楽しめる状況ではなくなります。
山が見えない、寒冷前線が移動中、山は怪しい状態、となると中止が賢明、ということになります。

とはいえ、天気予報を見ると9時過ぎから回復基調になっていたので、いそいそと準備を始めてバイクを外へ出し、いざ出発。
行き先は、近くの里山のてっぺんにある小学校。
小学校が山のてっぺんにあるんです。
この小学校の校庭から正面に北アルプスがず~っと見えるんです。
最高ですよね。
ここへ上る峠道は、すこし頑張ると、もっと頑張りたくなる斜度の坂道です。
だからつらい💦
まず1本目。
フロントはアウターのままてっぺんまで上ります。
これがとても良い刺激になるんですよね。
距離は5キロちょっとの坂ですが、てっぺんまで行くともう汗だく。湿度も高いせいかびっしょりです。
着ていたジャージはべったりと体に張り付きました。
運動すればそりゃあ暑いですよね。
きついなあ、と思いながら到着。
すぐに折り返して呼吸が整うのを待たずに来た道を下ります。
途中一望できる場所から、当初行く予定にしていた山の方を見ると・・・まったく見えず。
さて、1番下まで下りたらUターン。
2本目いってみよう!
おかわりライドです。
今度は、アウター縛りはせず、全てのギヤを使ってケイデンスを上げながら登ります。
フロントのインナーを使えるとなると、体的には楽だし、当然タイムも早くなるだろうと体感的には感じながら上りました。
これ、「2本目だから疲れている」という言い訳はしたくないんです。
気は抜かずに、ケイデンスを意識します。
少し斜度が緩くなったところでは、ギアを上げながら加速していたので、体感的には明らかに2本目の方が速かったんですよね。
さらに、2本目は1本目より体力が消耗しているので、少々負荷をかけないとタイムが遅くなってしまいます。
「回して、回して~」
そんなことを考えながらケイデンスを意識していました。
最後の直線が辛い、先を見るとめげるので少し近くを見ながら、意識はケイデンスに集中。
「ついたぁ~!」

さてさて、タイムは、っと。
あらら、やっぱりか。
これが不思議なことにアウター縛りしていた1本目のほうがタイムがいいんです。
そんなはずはないのに・・・
でも、これって過去にも経験がありまして、縛ったら苦しいのでタイムは落ちるはずです。
ところがこのほうがタイムはいいんです。
これがショックですよねえ。
苦しいし、脚にかかる負荷は高いのにタイムがいい。
実際には長持ちしないですから、やはりギヤは軽くして回したほうがいいです。
上れる筋肉は、やはり坂でしか鍛えられないことを痛感しました。
さあ、今日もいい1日にしよう!