昔からメジャーなものよりもマイナーなものが気になりがちです。
20代のころはメジャーなモノに惹かれていました。
よく目にするもの、よく聞くもの、そういうものがいいものだと思っていたんです。
30代になり、初めて聞くようなメーカーのものを見たときに驚きました。
とても品質がよく、今まで見てきたものよりも機能的で何よりも丈夫なのだそう。
自分がその時に見たのは、ウインドブレーカーやトレイルパンツでした。
今でもそのときに買ったものを使っています。
一度転んだ時に切れてしまったのですが、それでも全然問題なく使えています。
良いものは長持ちする。
これは間違いないと思います。
メジャーなメーカーのものを買って悲しかったことがあります。
それはその前に買った品物の品質がとても良かったので、そのメーカーのものを信じて買ったのですが、長くもたなかったんです。
機能性も使ってみると今一つでした。
そのときは本当に残念な気持ちになりました。
先日、アウトドア製品を取り扱っているショップに行ったのですが、このお店は目からうろこでした。
店員の方がよく商品のブランドについて知っていて、とても詳しく教えてくれました。
そこにある商品はそういうこだわりを詰め込んだようなものばかりなのだと。
山のものが多かったのですが、雑貨もあり、そのどれもが長持ちしそうなものばかりでした。
ザックなどは軽いものよりも、プレートを背負いやすいように組み合わせたものがあって、それは長い距離を歩く時に疲れにくいということでした。職人が本気で作っている、のだそう。
そこで興味深い話を聞きました。
先の話で、自分がメジャーなものを選んで買っていた、という話の続きなのですが、以前はこのショップでも扱っていたのだそうです。
扱わなくなった理由は、品質が変わったから。
デザインが派手になり、使い勝手、機能性よりも見た目がキャッチ―であることが優先されていったということです。
なんだかとても残念な話ですが、自分が感じていた通りだったのがとても悲しかったんです。
マイナーなブランドのものは国内に正規ルートで輸入され、ショップで少しづつ丁寧な説明をしながら拡がっていく。
なかなか一気に拡がっていくものではなく、その品質に惹かれた人たちが使うことでじわじわと拡がる。
適度に売れて行ってくれたらいいのですが。
今回たまたま訪問したことで、自分の物欲がジワジワと出てきました。
良いものはいい!
その代わり価格もそこそこいい値段なので、おいそれというわけにはいきません。
それでも、ほしくなっちゃいました(笑)
さあ、今日もいい1日にしよう!