今日3月1日は高校の卒業式があちこちであるようですね。
卒業される皆さん、おめでとうございます。
まずは高校を卒業すれば、6・3・3の教育まで終えることで、ひと通りの学業を積んで勉強することの大変さからは解放されますね。
学校で勉強、特に試験をなぜやるかといえば、それに耐えることがその後の人生で役に立つからです。
勉強はもちろん役に立ちます。
微分積分が役に立つかって?
大人の皆さん、どうですか?
試験が何の役に立つかって?
私は間違いなく役に立つと思っています。
社会に出てからもいろいろな試験を受けたり、受けないまでも勉強と呼ぶかどうかは別にして”学び”はついて回ります。
このときに役に立つのが、学生の時の勉強法ですね。
一生懸命やってきていてもいなくても、自分なりのものの覚え方だったり、まとめ方などがありますよね。
それがベースとなって自分の基盤ができていきます。
勉強が役に立つのはそういう時ですね。
じゃあ、さぞかし勉強してきたんだろうって?
とんでもありません。
学生のころは、最近でいえば「今日から俺は」がそのまんまの時代です。
肩が触れればケンカ。
目が合えばケンカが起きていた時代です。
勉強はあまりしてきませんでした。
ところがです。
社会に出たら、やらなければ食べて行かれない。
楽をしようとすればできますが、仕事とはそういうものではないですからね。
卒業される皆さんは、これからさらに大学で勉強する人もいるでしょうし、自分でフリーランスの道を選ぶ人、就職する人など様々だと思います。
ただ、自分の経験から言えるのは、30歳までにたくさんいろんなことに挑戦してほしいなと。
30までは何をしてもそれは必ず糧になる。
失敗したって、とんでもなく大変なことにはならないでしょう。
まあ、内容にもよりますが。
だから、いろいろ経験したほうがいいです。
といっても、いろんな会社を渡り歩くのはちょっと意味が違うので気を付けてください。
我慢してその会社でいろんなことを学ぶ。
ひと通り学んだら、違う会社に行くのはいいでしょう。
でも1年でやめるようなことをしたら、自分の糧にはならないので気を付けてください。
たいていの場合、1,2年でイヤになる出来事は起きますからね。
頼まれごとは試されごと。
いろいろ頼まれたり、自分の度量に合わないような仕事が来たりすることもあるでしょう。
それをやるのか逃げるのか。
頼まれるということは、頼んだ人が何かを期待していることがあります。
どうやってそれをクリアするのかを見ているんです。
だから、頼まれごとは試されごと、なんですよね。
張り切って引き受けて、自分にできなければいろんな人を巻き込んで意見をもらい、まとめ上げて、みんなで考えたこととして報告すればいい。
このときに決して自分だけの手柄にしてはいけません。
かならず痛い目に遭います。
手柄はみんなのもの。
それがイヤならすべて自分でやることです。
そういうことの積み重ねで、30まではいろいろ試されて、自分の形が出来上がっていくんです。
そうしたら今度は自分なりのやり方でやっていけばいいんです。
サラリーマンじゃできない?
そんなことはありません。
今の時代、サラリーマンだって、社内で起業できるんです。
そこで得た知見をもとに自分で本当に起業すればいい。
お金をもらいながら、いろんな勉強ができる点ではサラリーマンは悪くないです。
その代わり甘えないことですね。
いろんな可能性がある若い人たちには挑戦を恐れずにやってもらいたいですね。
本気で取り組む人は必ず報われますから。
一番いけないのは中途半端、だということだけは覚えておいてほしいです。
さあ、今日もいい1日にしよう!