今年を振り返る時、自分が誰かに言ったことやしたこと、思ったことを思い出してみます。
いろんなことがありましたよね。
その時々に言ったことが相手にとってどのように受け止められたのか。
若い頃なら先輩から指導をいただくこともありました。
いま思えば本当にありがたいことです。
年齢が上になると周りから指摘される機会が減ります。
年下の人や組織で一緒の人からの指摘を受けることはあまりないので、じぶん自身で振り返るしかありません。
人のふりを見て気づくこと、直すことが大切です。
言ってしまったことは取り返せないので、そのことが正しい判断だったのか、相手の気持ちを考えていたのか、結果として期待できたことだったのか・・・いろいろ考えます。
時々会議の最中に難しい顔をしているのか腑に落ちない顔をしているのかわからないですが、意見を求められることがあります。
「何か意見がありましたら・・・○◇さん、いかがですか?」
意見を求められるだけならいいのですが、気になる点を挙げる様にと促されることも多いですね。
あとで聞くとそんな顔をしていたと言われて・・・。
難しい顔をしているんですかね。
自分の判断が正しいかどうか。
内容によってすぐに結果のわかることと時間のかかることがありますが、人に対して言ってしまったことはできるだけ振り返るようにしています。
それは、誰のために言ったことなのか。
「○○のために言うけど」のような言い方はしていなかったか?(これは大抵自分に都合のいいことを言っている)
自分の保身のために言っていなかったか?
いろいろな場面でフラットに考える力をつけたいと意識しています。
何のために?
誰のために?
それをするとどうなるのか?
どう伝えれば響くのか・・・。
特に今の仕事ではそれを試されている。
10伝えるつもりでいろんな場面で話してみても、2伝わるかどうか、です。
伝わったとしても、それがうまくいくかどうかは別問題です。
難しいですよねえ。
人にものを伝えるのは本当に難しいと思います。
伝える、ということ。
伝わる、かどうかは別問題ですからね。
「伝えた」というのはこちら側の期待が入っている。
「伝わった」というのは、相手の次の行動につながっていなければ意味がないです。
行動が伴っていくかどうか・・・。
違う例えですが、
セミナーを聴きに行ったとします。
自分はセミナーを聞くととても感銘を受けて、
「いやあ、期待以上の内容だった。いいセミナーだった。」
と思うのですが、その次が問題です。
そのセミナーを聞いて満足感に浸って、気持ちがよくなっているうちに忘れて行ってしまう。
もったいないですよねえ。
そこで、大切にしているのはひとつでもふたつでも自分にできることやアウトプットすることを意識しています。
アウトプットすると何かが動きますからね。
頭の中だけで考えていても変化しません。
何かを変えたいなら、
「こうなればいいのに、ああすればいいのに」
ではなくて、自分から
「こうしたらこうなったよ。どうだろう?」
と動いて、発信してみることが大切だと思います。
思うことや不満を言うことは誰にでもできます。
でも、行動して検証してその結果を踏まえて、ものを言ったときに言葉に重みができるんだと思います。
言葉に重さはないですが、行動の伴ったものは人の心を動かす重みをもつと思うんです。
そういう意味で自分の言葉には責任を持たなければいけないと思っています。
もうひとつは不用意な発言を減らすこと。
思っていても言っていいことと場面によって、言ってはいけないことがあります。
これには苦い経験もあります。
もうひとつ。
相手がいるなら、全ての人にわかってもらおうとしないことです。
自分は全員にわかってもらおうとするのはエゴだと思っています。
なぜなら、じぶんのことを嫌いな人が必ずいるから。
厳しいことを言うシーンが多かったら、絶対に嫌いだという人がいます。
まあ、仕方ないですね。
あとは日ごろの言動が一致しているかどうか。
これって気が緩むと、言わなくていいことを言ってたりしますからね。
気を付けたいものです。
自分への戒めです。
振り返ると反省しきりですが、これを反省として来年は気を付けていきたい。
人に言われて嫌な言葉だったり嫌な思いをしたなら、同じことは絶対にどんなことがあっても自分はしないと誓うこと。
これだけは肝に銘じています。
絶対にしない。
さあ、今日もいい1日にしよう!