先日、友人に仕事のお願いをしました。
その内容自体は重い内容ではなかったんですが、コロナ感染後体調が思わしくなく、ずっと気がふさぎ込みがち、といっていました。
電話の声も元気がなく、不調なんだなあ、ということが伝わってきます。
元々体が強い方ではなくインドア派だったので、どちらかというと自分とは対極的なところにいるイメージでした。
声に張りがなかったので、励ましのメールを送ったんです。
何の悪気もなかったんです。
もちろん、いじるようなことも書いてはいないですし、
「元気になったらまた顔出します。できることがあれば何でも言ってください」
のような感じでした。
ところが、これが良くなかったようで、気分を害してしまいました。
というのも、体調が悪いのは風邪をひいていたからで、コロナの後遺症はだいぶ良くなっていた様子。
それを知らずに、励ますような内容で送ると、取りようによっては
「元気だから!病人のように言うなよ。」
と取ることもできてしまいます。
今回はそちらになってしまったようで・・・。
電話して話せば大丈夫なはずなんです。
メールは受け手のその時の状況によっていろんな取られ方をしますからね。
難しいと思います。
とはいえ、今はメールの時代。
このツールを駆使しなければ仕事は回りません。
言葉遣いがやたらとていねいな人がいますが、それも逆効果。
むしろ何を言いたいのか伝わりにくくなってしまいます。
手紙の場合は、行間の「なにか」を感じることもできますが、活字からは何も伝わらない。
これが難しいですね。
もうひとつ怖いのは思い込み。
こんなことがありました。
健康診断の予約をしていないメンバーがいて、何度も催促が入っていました。
自分のところにも促進のメールが届いたんです。
毎年のことなので、「早く予約するように」と指示したんです。
これ、どう思います?
いま思えば、”決めつけて”いたなあと反省しているんです。
よく聞いてみると、毎年2月に受診すると決めているようでその予約がまだ入れられない、というんですね。
それを知らずに、「やってないから早くやって」とあたかも入れていないことがルーズだからというように伝えてしまったんです。
これは気分が悪いですよね。
何かをやっていない、報告してこない、そういうことには
”何か理由があるのではないか”
と考えてみることも必要だと思います。
以前、逆の立場で言われたときのことを思い出しました。
「あ~、おんなじことしちゃったなあ。」
反省です。
自分の場合、時間的に余裕がなかったり、何かに追われているときにこういう事務的な発想で発信してしまいがち。
そんな時は一拍置くために、下書きにメールを置いておいて、少ししてからあらためて見るようにしています。
そうすると冷静に見直して、文章を客観的に見ることができますから。
仕事ができる人は、どんどんメールしてさばくんでしょうけれど、自分の場合はなかなかそうはいかないのと、言葉が足りなかったり、言い回しがおかしくて誤解を招くような文章もあったりします。
難しいですね。
さあ、今日もいい1日にしよう!