暑い日が続いています。
予報の段階で自分の体温を超えているのを見るとなんだか恐ろしくなりますね。
と、いいつつ、そんな中で今日も動き回るんですが(笑)
ジトッと汗をかいているのが好きなんです。
汗といえば、仕事から帰って汗をかいた服を脱いだ時の汗のにおいはイヤですねえ。
なんともいえない仕事臭とでも言うんでしょうか。
それに比べて土日の汗はいいですよねえ。
ストレスがないからでしょうか、さっぱりしている感じです。
汗だくになりますが、いい汗です。
さて、環境を変えないと変化できないのか、という問いです。
会社にいると毎日いろいろなことが起きます。
そんな中で聞こえてきたのは、上司への不満でした。
「10年前と同じようにブチ切れるところだった!」と。
んっ?何?と思い聞いていると、上司の立てた目標が高すぎてできないとできない理由を並べ始めました。
いえいえ、全国で同じ目標を追っていて、長野の中にも出来ている若手メンバーがいるんだけどなあ。
と思ってしまいました。
ふと隣の県へ行って修行してきてほしいと思ったんです。
10年前、自分はずっと行くなら群馬県へ行きたいと申告していました。
自己申告制度というのが毎年ありまして、そこに書いていたんです。
運よく交換トレードしてもらうことができたんです。
正直うれしかったです。
群馬はいろいろなことを仕掛けていたのですが、そのスピードが速かった。
何をするにも速いんです。
ただ、行ってみてわかったのは熱しやすくて冷めやすい。
でも、長野は熱しているけど熱くならない、でしたのでどっちがいいかといえば群馬ですよね。
向こうでは「持続性がないからダメだ」といっていましたが、自分にとっては違う印象でした。
「これやってみようよ!」
「え、そんなのうまくいかないっすよ!」
「やってみなきゃわかんないだろ?」
「わかりましたよ、やってきますよ!」
これが日常茶飯事でした。
そして、
「やってきましたけど、やっぱり駄目だったじゃないですか!」
「でも、ダメだったことはわかったんだから意味はあったろ!
で、それを踏まえてどうすればいいと思う?」
そんな会話をしていました。
どんなことを言っても必ずやってきてから文句を言うんです。
やらずに文句をいう、のとは違うんです。
これを、当時メンバーに聞いたんです。
「なんで、うまくいかないと思ってもやるんだ?」
「だって、以前はうまくいかなかったけど、今度は違う言い方を教わったから結果が変わるかもしれないじゃないですか!」
これには脱帽で、思わずうなってしまいました。
そういうメンバーばかりだったんです。ずるいのもいましたが、わかりますからね。
自分の経験してきたことが正しいと思っていないんです。常に疑問を持っている。
「前はこういうふうにしたらうまくいかなかったけど、何かいい方法があるのか?」
これをよく聞かれました。
当時は、自分の経験と群馬に当時なかったツールをメンバーに託して回ってもらいました。
自分も本当に勉強になった記憶です。
いまでもその当時のことは鮮明に覚えています。
彼らは、10年前というような前のことは言わなかったです。
市場も変わればお客様の思考も変わる。
その思考を変えるのも自分たちの仕事だと考えていたので、新しいことにすぐ挑戦して仕掛けて、結果を毎日雑談のように話し合い翌日また仕掛ける。
これには本当に刺激をもらいました。
そこで自分が感じたのは、
「環境を変えなくてもこういう思考を持てれば、自分も市場も変えることができる」
ということです。
その足跡をメンバーはしっかり残していました。
市場を一緒に回ると、どこへ行っても親しげに話してくれるお客様ばかり。
さらには、「あ、ここ自分のオフィスなんで挨拶してもらっていいっすか!」と言われ、何のことかと思えば遠方だったのでお客様の事務所の一角を勝手に借りているとか。
これにも驚きました。
座るとコーヒーが出てくると聞いて2度びっくり。丁重にご挨拶しました。
地場では最大手の建設業でした。
お客様と真剣勝負をしている。
正面から向き合っている。
だから、違うことがあればお客様に教えてもらえる。
まさに営業のあるべき姿でした。
当然かわいがってもらえているので、紹介ももらえるんです。
そんな営業が揃っていた群馬でした。
そんな連中よりももっとすごいのが何人もいましたからね。
勉強になりました。
つい熱くなってしまいました。
群馬は「かかあ天下と空っ風」と言われますが、女性がしっかりしていて家を守っている印象でした。
だから男は、より一生懸命働くし、家族のために汗をかく、という感じですね。
守っているといっても共働き率が高い県です。
この女性にも助けられましたね。
「何かやることないですか!私がみんなの支えになれるとすればこれとこれだと思うんですが、お客様に電話してもいいですか?!」
突然詰められたときには何ごとかと思いましたが、常にそういう意識が高いんです。
その後は、帰ってきた営業を捕まえては、ここのお客様がこういっていたからこういう資料はないのか、とかこんな提案をしたらいいんじゃないか、とか毎日話していました。
なんとも驚くことばかりでしたが、そこに在籍していたメンバー1人ひとりの意識が高かったですね。
そういう県なんだということが結果的にはわかりました。
熱しやすくて冷めやすい。
最強の武器ですね。
冷めたらまた違うことをすればいいんですから。
勝てないですよねえ・・・。
さあ、今日もいい1日にしよう!