「親戚筋の子が、精神的に追い込まれちゃて今施設にいるんだって。工場長にまでなったのに・・・。うちの○○は大丈夫かしら。うちのもそういうところあるから同じようになったらどうしようかしら。」
最近こんなことを身内が言っていて困ったという話を聞きました。
その方は身内だったのでさすがに「紐づけて自分のうちの子供まで病気にするな」と制したそうです。
心配症もここまで行くと考え物ですね。
言葉にするのは本当に気を付けたほうがいいです。
言霊の威力はとても強いですからね。
人は人、自分は自分、ですから人のものまで背負いこむとおかしくなります。
こういう話は高齢になるほど自分の家に持ち込みがちですが、本当に持ち込んでしまうこともあるので気を付けなくてはなりません。
人の話を自分事のように話す人や妬んだりひがんだりしていると自分の身に降りかかってくるんです。
そんなバカなことあるわけない、と思いますよね。
ディスりグセのある人は要注意です。
自分は自分を卑下したり謙遜するのをある時から辞めました。
また自分をネタにしたり、人を軽くディスることも以前はありましたがやめました。
それには理由があるからです。
以前書きましたが、地球は丸いので誰かのことを言えば必ず自分のところに返ってきます。
決していいことではありません。
良いことのほうがエネルギーは小さいので返ってくる量が少ない。
自分を卑下するとダメなのは、それを一番近くで聞いているのが自分だから。
「あ~、なんでいつもこうなんだろ、ダメだなあ!」
と言った人のことを思い切り叱ったことがあります。
理由は、ダメにしているのが自分だから。
「ダメだな、俺」
と言ったら、ダメな自分が出来上がります。
イチローさんや大谷さんが言うでしょうか。
まず、言わないはずです。
ダメだなという時、何と比べてダメなんでしょうか。
理想の自分像?
目指すメンターのような人?
ふつうはできるはず、という偶像?
いずれにしても、自分が可哀そうなので比べてはいけません。
比較するなら過去の自分と比較するといいと思います。
過去の自分よりは成長しているんです。
全てにおいてかどうかは何とも言えませんが、少しは違いますよね。
最後は自分自身です。
自分が成長できているかどうか。
ここだけは目を離してはいけないと思います。
人の悪いところがよく見えるという人がいます。
それ、もしかしたら自分の鏡かもしれません。
相手に言うのではなく、自己チェックに使うんです。
そうすると、少なくともその人よりもうまくできるかもしれません。
出来ないなら相手に言うのではなく自分を磨く。
そうしなければ、これも自分が可哀そうですからね。
人は比較する生き物だといわれています。
自分を低くする必要なんてありません。
お金をたくさん持っているから偉いわけでもないし、大きな会社の社長だから偉いわけでもないんです。
その人が優れているか、なんてわからないんですからね。
人は人、自分は自分。
さあ、今日もいい1日にしよう!