先日、会社でこんな話になりました。
よく使いますよね。
「それはちょっとムダだよね」
「それはムリがありますよ」
「どうしても動きにムラがあるなあ」
意味を聞かれたときに的確に答えられますか?
それぞれ、目的に対して多いか少ないかバラバラかで説明するとシンプルです。
”ムリ”は、例えば火事が起きて消防車を呼ばないといけないのに、消火器で消そうとするのは”ムリ”ですね。
反対に消火器で消せるのに消防車を呼んでしまうのは”ムダ”。
今度は、ムダだったりムリだったりが入り組んだりする場合。
”ムラがあるねえ”となります。
この話を聞いたとき「むか~しそれを学んだはず」なのに恥ずかしながら忘れているんですよね。自分の場合、外れてないけど説明が悪い。
会話や資料を作るときに、これを意識していないとこの3つが出てきます。
少し意識しているだけでぜんぜん違うと思います。
ムダはないか、ムリはないか、そしてムラはないか。
これからの時代は、労働人口がどんどん減ってきます。
4月の新年度に向けて人事案を作る企業も多いと思いますが、この3つの視点がとても大切ですよね。
人が多かったころは、人海戦術なんていう言葉があったくらい人の数で勝負できた。
ところが今は違います。
少数の戦力を最大化する必要があります。
営業の動きは科学的に分析できるので、そんなことを取り入れています。
すると、ムダな動きがいかに多いことかと。
ムラもあります。
人によってはムリなことを無理やりやろうとしていたり。
これでは戦えない。
ですから、適正な時間を設定し、その時間内に説明できるかどうか訓練する必要があります。これ、ベテランほどうまくできないんです。
理由は、いままで時間なんて気にせず商談してきたし、あれもこれも説明したくなって喋り倒してきたから。
今まではそれで良かったんです。
今の時代、お客様も忙しいので的確な提案をスパッと出してもらいたい。
どれだけ効率化できるのか、生産性は上がるのか、これらを数値化して出してほしいわけです。
このことについては若手のほうが素直にいろいろお客様から聞いてこれます。
ムリ・ムダ・ムラ。
結果としてムダになることがあるにせよ、必要なときもあると思いますが、これからの世界ではそれがものすごく早いスピードで飛び交うんだろうと思います。
様々な判断を伴いながらどんどん進化する。
そんな気がします。
今までのように属人化した仕事は減っていくでしょう。
都会を中心にどんどんスピードが上がり、求められるものが高度になっていく。
その過程にいるというのを感じているのは、時々心地よさを感じます。
未来に向かっているんですからね。
さあ、明日もきっといい1日になる!