以前読んだ本に、
「人は知らず知らずのうちに比較してしまう生き物」
というようなことが書いてありました。
思い返してみるとそんな気がしますよね。
それもものすごく狭い範囲での比較です。
わかりやすく言えば、自分の見えている範囲、知っている範囲だけです。
このことは東京や海外に行くととてもよくわかります。
いかに自分の視野が狭くて、その中で生きているのか、ということですね。
その中で「比較」しているのですから、まったく話にならないんです。
例えば、自分の好きな食べ物のお店があったとして
「これほどおいしいものはここにしかない!」
と思ったとします。
その時点で比較したTOPにいるわけです。
ところが、そのうちにそれを上回るお店が当然出てくるわけです。
もっと視野を広げたら、もっとおいしいお店も出てきます。
食べ物の場合は、自分の嗜好もありますし、少し甘い、少し辛いによっても違いますから何がTOPとも言えないのですが。
ある時、その反対側の立場の話になったことがあります。
選ばれる側、ですね。
お客様からすると、そのお店のものを選んでいるとき、食べているときに必ず何かと比較をしているわけです。
これは無意識にですよね。
そうすると、
「評判はとてもいいお店なのに、実際に食べてみるとそうでもない。」
「これならあのお店のコレのほうがおいしい。」
「もっとおいしいの、知ってる」
ということを直感的に思うはずです。
自分も営業をしていますから、選ぶ側、選ばれる側の心理は考えます。
見た目で9割決まりますからね。
そういう意識をお店、会社の従業員全員が理解しているか・・・。
このことが売り上げを左右します。
時にお店自体の評判を上げも下げもします。
この時に大切なのは
「想像力」
ではないでしょうか。
お客様はここにきて、何を感じるだろうか。
また来たいと思うかどうか。
この商品を見てどう思うだろうか、また買おうと思うかどうか。
お客様は、商品も従業員に対して、どう感じただろうか。
よく満足度という言葉で表しますが、いちばんは
「あそこにまた行きたい」
と思っていただけるかどうか、だと思います。
満足度の指標はたくさんありますが、潜在意識の中でこう思ってもらえるようにしないと来てもらえないし、お店のことを周りにもお話しいただけないと思います。
さて、カッコウが電線に止まっていました。
人の巣に卵を産んで、周りよりも先にふ化して、他の卵を落としてエサをもらうというしたたかな鳥ですが・・・。
それを考えると鳴き声はきれいですが、ちょっと嫌いなんですよね。
さあ、今日もいい1日にしよう!