ユニクロの支払い方法がとても楽になっていることは皆さん知っていると思います。
このRFIDタグ、10年くらい前に市場に出てきましたが、なかなか一般には普及してきません。
一時は書籍にすべて入れることで、どの本がどれくらい売れているかリアルタイムでわかる、という話があってどこよりも早く導入されるかと思いましたが、結局出版社との折り合いがつかないことや本を作るときのコストがかかるんでしょうね。すべてタグが付けば、万引もなくなるのですが。
反面、書籍は売れないとその分が出版社に戻るので、ちょっとタグは便利でも入れられないかな。
普及しない理由はお察しのとおり、コストがかかるからですね。
いろいろな面で。
ユニクロは以前レジがあったころ、多くのスタッフがいました。
レジとフロアで何人いたんだろう。
でも、今のレジになってからは見た感じでわかりますが少ないですよね。
たぶん大幅に減らしたはず。
人件費とタグ+新型レジの開発費、店舗への設置経費を比較した結果、採用したんでしょう。
人件費の効果よりも、膨大なマーケット情報が本部には集積されているはず。
時間あたりの売上、利益はあたりまえですが、もしレジのところにカメラがあって、精算した時間、購買者の年代、買ったものがわかればマーケティングにダイレクトに活かしやすい。
※監視カメラで年齢がわかるシステムは随分前からありますからね。
今までにないデータが取れますよ。
これって他でも絶対にやりたいはず。
でも開発にかかるイニシャルコストが高すぎて、ユニクロくらいじゃないと入れられないんだと思います。
店舗数と売上、どこにも負けない商品力。
ちなみにRFIDタグが使われているところといえば、製造業の生産ラインから出荷される時に”いつ作られた、何が、どれくらい入っているのか”というような情報を書き込んであって、出荷管理に使われていたりします。
ディズニーランドの衣装室は、タグで管理されていると聞いたことがあります。
膨大な量の衣装があるでしょうから、クリーニングに行っているのがどのサイズのいつ使うものなのか、戻りはいつか、などがわかっていなければスタッフが困りますよね。
そもそも、入出庫を手作業でやるなんてできるはずないですから。
そんないろいろな活用方法が期待できるRFIDタグ。
アイデア次第でこういうものって急激に普及しますよね。
ヤマト運輸は配送システムで、バーコードを使ってますよね。
そのおかげで、レーンに流れてくる荷物をスキャンして、積み込むトラックのところへ仕分けしてます。
あれもすごいな、と思いますがどんどん便利になっていきます。
労働人口が減るから、それを解消するための仕組みがどんどんできてくると思います。配送については、配送しに行って「いないじゃん」となるのは解決できるはずなんですが、なかなか手を付けなかったですね。
なにか最近出てきたと思いますが、配送時間の確認を事前にやり取りできるようにすれば、空振りはなくなる。
そんな仕組みはいろいろやりようがあるけど・・・ねえ。
一時的にお金がかかっても、結果としては安上がりになる。
というか、ビッグデータをどう活用するかがこれからの商売ではあたりまえになりますね。
さあ、明日もきっといい1日になる!