文字にするとすごいですね。
そんなすごい話ではないのですが、教えてもらったことは記憶に定着させるために書き出してみます。
人にはいろいろな価値観があって、話をしていてもなんか違うなあ、合わないなあ、という人がいますよね。
たまにしか会わないなら何も問題ありません。
ところが仕事で毎日、となると話は変わってきますよね。
仕事でなくても親しくなると、ふとした時に
「おいおい、それは違うだろ!」
と言いたくなることがあります。
それは何が違うのでしょうか・・・。
価値観がちがうんですね。
人は何かを考えるとき、いろんな背景を持っていて、自分のモノサシで物事を判断します。
その時に、物事に対して何に関心があるのか、レベルはどれくらいなのか、・・・これを複数の項目に対して自分なりに点数をつけてみると、驚くことに「そうなんだあ」という気づきがあります。
これは10人やればみな違う点数がつきます。
まったく同じにはならないでしょう。
それだけものごとの捉え方が違うということですね。
では、考え方の違う人とうまくやっていくためにはどうしたらいいのでしょうか。
その時に使う考え方が、経験、感情、価値観という整理法でした。
自分はどんな経験からそう考えたのだろう?
その時の感情はどんなものだったんだろう?
そして、自分の価値観は何だろう?
と考えます。
その価値観は、いろいろな場面で変わりますから習慣的に考えるようにします。
そして、
その価値観は横に置いて、同じことに対して相手がどう考えているのだろうと考えてみます。
するとなんとなく、その人の”そのことに対する”価値観が見えてきます。
面白いことに想像する価値観がはまっているときはもめたりしません。
ところが違った価値観を持っていて、その背景にある経験が違ったときには感情も違いますからぶつかったりするんですね。
「ああ、その考え方Bがただよね~」
とよく血液型のせいにしたりしますが、そういう話ではないんですね。
自分が常に上に居たいという価値観を持っている人には、強くものを言えば当然ぶつかります。
しかし、下手に出すぎるとマウントを取られて舎弟のように扱われたりします。
こういう経験があると、自分が自虐的な言い方をして笑いを取ったりするようになるんですね。
本心はまったく違うのですが、その場しのぎですね。
当然仕事はそれでは回りませんから、日ごろからよく相手を観察して価値観を探る必要がある、という話です。
他にもいろいろありますが、著作権に触れてもいけないのでこの辺りにしておきます。
(整理法の項目をどのように考えるかがあるわけです)
人間とは厄介な生き物で、同じものを見ても白という人に、白味が強いグレー、白に見えるけど薄い水色じゃないか、といろんなことを言いますよね。
同じように考え方も十人十色、人生を50年以上やってきても本当に苦手な人はいます。
上手な人は、本当に見事に付き合うんですね。
自分は不器用なので、つい顔に出てしまう。
以前何かの研修で、鏡を見ながら話してみましょう、というのがありました。
この研修では、本当に驚いたのと同時に自分の感情はすべて顔に書いてあるという何ともわかりやすい人間だということがわかりました。
これってダメですね。
ただ、営業として仕事をしてきて役に立ったことは数多いです。
相手のお客様は皆さん百戦錬磨の経営者ばかりですから、人との駆け引きは慣れていらっしゃる。
自分のようなものはとてもわかりやすいわけです。
信じていいかどうかもよくわかる。
顏に書いてありますからね。
以前笑われたのは「もう少し値引きできるって書いてあるよ」と。
そんなことはないんですけどね(笑)
いろんな場面で、良くも悪くも心の中が透けて見えてしまう。
でも、自分は相手のことがわからない。
そんな時には、先ほどの整理法を使って考えてみることで少しは上手に生きていけるかなと思います。
人生100年時代、50歳は若いのだそうです。
・・・たしかにそう思ってないとやっていかれないですよね。
さあ、今日もいい1日にする!