今日も絶好調!

腐らないということ

中学の頃、軟式テニス部(今でいうソフトテニス部)に所属していまして、厳しくて有名な先生の元で3年間レギュラーになることもなく鳴かず飛ばずでしたが毎日練習していました。
そして高校に行って、懲りもせずまた同じ軟式テニス部に入ったんです。
普通なら球拾いですが、先輩に呼ばれ玉を打たせてもらいました。
そこから先輩の中に入っての毎日練習です。
”自分だけ球拾いしなくていい。夢のようだ”
・・・なんだこれ、できすぎだろ? と思いました。
その時に初めて、妬み、やっかみにあいました。
同じ1年の中で、中学の時にレギュラーだった人が球拾い、自分は玉を打っています。
・・・いろいろ考えました。
あるとき突然、3年の主将が全員を集めて、
「うまいやつがレギュラーになる。でもそれだけではダメで、痛みのわかるやつがレギュラーになり部を率いていく」
自分は毎日クタクタで、あまり気が回らなかったので、よくわかりませんでしたが、後でわかったのは「俺のほうがうまいのになんであいつが」という声が上がっていたようなんですね。それをたしなめたようでした。

まあ高校ではいろいろありましたが唯一、あの頃の自分の自負は”絶対に腐らない”でした。
中学の時に後衛だったので、100本サーブ練習というのがあったんです。
レギュラーでなくても練習なので同じようにやります。
上手な仲間は、適度に力を抜いてとにかく入れる。
自分は、思い切り打って入らない。
この時、みごとに腐ったんですよねえ。
「みんななんで力抜いてんだ、本気でやれよ」と。
先生の狙いは、どういう力で、打点で、どのコースへ打つかを見ていたんです。思い切り打って自滅していくやつはどうでも良かった。
ハイ、自滅しました・・・(^o^)

その練習で入らなかった数だけ校庭を走らなければならず、46周走りました。
もちろん、最後は誰もいません。先生も帰ってしまいました。(今とは違いますから)
その時走りながら、悔しくて、腐った短気な自分に腹が立って・・・。
先生の狙いもわからず、ただただ打っていただけ。
走りながら考えたのは
「なんで腐ったんだろ?なんで入らなかったんだろ?なんで他の仲間入れられたんだろ?なんで・・・」
全て自分が勝手に腐って、他の仲間のやり方に腹を立て、自滅した・・・。

この時を境に腐るのを辞めました。
いいことが一つもないんです。
自己肯定感はゼロだし、他人のことに腹を立てている自分が馬鹿らしくなり、惨めになるだけですからね。

そして高校へ行ったら、どんな状況でも腐らない。だから良かったのかなと思いました。ただこの頃、マイナス思考人間だったので、運がついてこない。
新人戦は雨で中止、のんびり学校へ帰ったら大目玉を喰らい、2年生の時に腰を痛めて退部しました。

”腐る、自滅する”ということで学んだことは、
自分の立ち上がりが遅くなることと誰かの期待に応えられないこと。
でも、一番残念なのは、自分自身を諦めてしまうことだと思いますよ。
(こんな言葉があります。
「こいつ頑張ってるなと思わなければ、誰も引っ張り上げてくれないし、運も味方しませんよ」 (桂 歌丸 師匠))

そのせいか、この歳になってまだ自分に期待している。いや、期待したいんですよね。できないと思ったことでも、愚直に少しづつやっていれば出来るようになることを知ってしまったから。(水泳で25m泳いで溺れそうになっていたのに6ヶ月でやっと50m泳げるようになり、その年のトライアスロン(スイム1.5km)に出たわけですからね)
自分が自分自身のことを一番知らない。だから期待しないともったいない。
人生は思っているより短いですからね。

さあ、明日もきっといい1日になる!

-今日も絶好調!