今日も絶好調!

農家の嘆き

先日農家の方から切実な話を聞きました。
その方は70代で、ブドウを作っているといっていました。
ブドウに限らず、今はいろいろな果物が品種改良でどんどん美味しくなっていますよね。

余談ですが、自分が子供のころ、イチゴを作っている農家が近所にあって季節になるとボールをもってもらいに行っていました。
もちろんお金は払うんですが。
当時のイチゴは酸味が強くて、砂糖をかけてイチゴをつぶす専用のスプーンで潰してそこに牛乳を入れてイチゴミルクにして食べていました。
今のイチゴは砂糖なんてかけなくたって十分すぎるほど甘い。
専用のスプーンもいつしか見なくなりましたね。

農家の方の話に戻りますが、これまでやはりいろいろなことで苦労してきたそうです。
国の政策にはずっと疑問を持っていて、もっとこうすればいいということを声高に言いたいがそれを言ったらこの地域がみえない力で痛い目に遭わされるから言えないと。
国民も気づいてきているのでそのうち爆発すると思っています。

「小麦」は日本の食文化に欠かせないものですが、これにかかっている関税がとんでもない。
これが下がればパンはもっと安く作れる。
うどんはもっと安くなる。
なぜ小麦の値段が高いかといえば、国産を守るため。
でも、しょうゆを作ったり、豆腐を作るためには粒のそろったものでなければ品質にばらつきが出てしまう。
どうしても海外から仕入れる必要があるのだそうです。
理由は、外国産の品質が高く扱いやすいから。
国産は粒が揃っていないため使いにくい、と。
米だって輸入すれば良い。減反政策で作っていないのに、米が高い、品質が下がった、量が足りない、は矛盾だらけです。
足りなければ海外に助けを貰えばいい。
買って備蓄する手もあるし、なにも農家に負担をかける必要はないと思います。
海外のものは心配だというけれど、外国の人たちはそれを食べている。
これは、海外の皆さんが日本の魚や野菜を一時買わなかったのに似ている。
国産が安全かといえば、それも怪しい。
何が安全かというのはもはやわからなくなっていると思います。
ひとつのものの見方として、誰が得をするのか、損をするのか。
これを国民は考えないといけない時期になっている。

自分たちは上の世代がこうだと言ったことに従わざるを得なかった。
ようやくそういう世代が減ってきたから、自由が効くようになったが自分は70を過ぎているからもうやりたいことができない。
次の世代に期待している。

「上の世代に押さえつけられてきた世代」というのがとても印象的でした。

さあ、今日もいい1日にしよう!

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