これは30代のころよく考えていたことです。
そして今。
回り道の人生が好きだなあと思います。
歩きながら悩んだり迷ったり、結果として遠回りするといろんなことに触れて感じて、思いがけない発見あったりして何かを得ているんですよね。
これって財産です。
自分は不器用なので、いろんなところで壁にぶつかって痛い思いをしましたが、結果的には良かったことばかりでした。
そのときはつらいし、ボコボコにされたし、本当にやめたくなって・・・あ、会社の話です。
それでも、そんな不器用さのおかげでいろんな経験ができて、反対に器用になっているところもあります。
仕事への順応性の高さは自分のつよみだと思います。
いろんな部署でいろんな仕事をしましたが、今は工事にまで足を突っ込んでいますから自分でも驚きです。
話はガラッと変わりますが・・・。
この夏、琵琶湖を一周した方の話を聞いてとても自分が損をしていることに気づきました。
琵琶湖一周200㎞。
自分は早朝に出て、夕方には帰ってこれるということを考えたんですが、そのご夫婦は2泊して一周すると聞きました。
「そうかあ、しまった~」
今は、自分がビワイチをやるなら同じように2泊していろんなものを観てきたいと思っています。
ひとりだと食べ物の数が限られるからやっぱり2人以上がいいですね。
大勢のほうがつまみ食いできる数が増えますからね。
ついつい一周と聞くと一日でいけるか考える癖がついています。
でも、反面では遠回りすることの大切さも知っています。
ロードバイクでのヒルクライムは、坂のコーナーで内側ではなく外側を回るのが定石です。
もちろん内側を行ったほうが距離が短い。
でも、その分勾配がきついんです。
一般道で車が走っていたらやむを得ないですが、出来れば大回りしたほうが体力は温存できます。
レースならなおさらですが、温存したほうが後半垂れなくて済みますからね。
すぐそこにみえる山頂をめざすとき、直登するのはきついですよね。
もちろんルートがそこしかなければやむを得ない。
でも遠回りできるなら、その蜜を選んだほうが安全です。
目的が山頂到達ならその方がいいでしょう。
ただ、新ルート開拓なら直登もやむなしです。
いろんな場面で、必要な選択に悩み葛藤してぶつかって。
でもそれがとても遠回りだったとしても、決して無駄にはならないと自分は思いますね。
直登してしまったら遠回りした時の景色は見ることができませんから。
人生一度きり。
何が最善かなんてわからないです。
成功か失敗かだって最後までわからない。
もしかしたらずっとわからないかもしれない。
でも自分がベストな選択だと思ったら、いろいろ考えないでそこをめざしてみるというのは結果として満足できるんじゃないですかね。
さあ、今日もいい1日にしよう!