今日も絶好調!

泣くのは恥ずかしい?

昔言われたことを思い出しました。

「男は簡単に泣くもんじゃない!」

まあ、わかります。
でも仕事をしていて、あるいは趣味で何かに打ち込んでいるときに泣くのは恥ずかしい?でしょうか。
泣けるほど真剣にやってきたって素晴らしいこと。
仕事で泣けるのってなかなかの価値があります。
商談の勝ち負けに象徴されますが、いろんな紆余曲折があって、社内でもぶつかり合ってきてようやく受注できた案件は泣けますよね。
それを茶化す人がいますが、あれはよくないです。
泣きながら強くなっていくし、泣けるっていうのは必死にやってきた証だと思います。
必死にやってきたからいろいろな思いがまじりあって”泣ける”
それだけ真剣に向き合えば、必ず何かを変える力があります。
相手を動かす力がある。
だから、鳴けるほど真剣にやってきた仕事は仮に成果がついてこなかったとしても次には生きるんです。

以前徹夜で7~8人で事務所にこもって提案書を作ったことがありました。
すこし大きな案件だったのですが、手分けしながら提案コンテンツを作っていて朝の4時にそれぞれのデータをつなげてみるという内容。
これがなかなかうまくいかず3時を回ったころに

「間に合わない・・・」

となり、必死で手を動かしたことを覚えています。
頭はフル回転で、とても寝ていないと思えないほどでした。
そのかいもあってなんとか形にして、少し遅れたけどくっつけて全体を確認。
6時ごろに全体の調整ができて、8時には担当がお客様のところへ届けに向かいました。
このときは、全員が頭の中の完成図を因数分解して、それを提案コンテンツとして作り上げるという内容でしたが、まあ同じような場面はありますよね。
そのときに一人でも理解していなければプロジェクトは回らない。
全体を理解するところからピリピリしながら進めていく。
あの感覚は懐かしいです。

結果は・・・というと、残念ながら負けました。
敗因はまさかの政治力。
提案内容は負けていなかっただけに残念でしたが、そのときに泣けたんです。
聞いた瞬間にそこにいられなかった。
理不尽さと多角的な力が結集された提案内容のすばらしさを思い出しました。
それぐらい真剣にやった仕事は忘れません。

そして今。
まあ、半世紀も生きているので経験値だけはあります。
いろんなことをしてきましたから。
でもいつも気をつけているのは、お客様の言葉を鵜呑みにしないこと。
お客様は本当のことを言わないことがある。
その言葉の裏側に何があるのかを想像するんです。

「本当に困っているのはそこじゃないですよね?」

これを言葉を柔らかくして、聴き出せたときは勝ったと思います。
営業という仕事はそういう心理的なことがあるので楽しいですね。
そして何よりもお客様の期待以上の仕事をしてお渡しできた時、人知れず感激しているときがあります。
うれしいですよね。

さあ、今日もいい1日にしよう!

-今日も絶好調!