以前にもこんなことを書いたように思いますが、この違いはよく理解しておいた方がいいとあらためて思いました。
会社の中で仕事はプレゼンを作るのがめちゃくちゃ速い人がいます。
速いけれど物事の本質がわかっていないから薄っぺらくなってしまうのをパワーポイントスキルでカバーしてしまうという猛者です。
残念なのは、少しの謙虚さと中身を勉強するという気持ちがうすいこと。
本質を理解するには、相手のことをしっかり聞いてわかるまで何度も聞く必要があります。
それをしないんですね。
「あ~、そういうことね、わかったわかった」
出来上がったものは見た目にはとてもよくできているように感じますが内容は薄い。
ところが動きのあるものにして見栄えはバツグン。
残念なんです。
見た目がいいからそれを説明する人がトークでカバーしてしまう。
書いてないような本質的な話を加えるわけです。
すると、とてもよい資料に化けるんです。
そういうことがわかっている人の評価は決して高くありません。
むしろ低い、とても低い。
でも、評判はとても高いんです。
なぜか・・・。
説明した人が全部カバーして中身の説明を加えているから。
このことがわかっていないから有頂天です。
残念ですよね。
この話は、その人をディスりたいのではありません。
こうして書くぐらいいろいろな場面で資料作成を任されていたから、そこで学ぶ時間はいくらでもあった。
陰口を聞いたときにガッカリしたのは、人の悪口や会社の悪口ばかり言っている。
上司はもちろん、経営陣のことも。
その人たちは仕事を依頼している人たちです。
もちろんそういう情報を経営陣は知っていますから、ある時鉄槌が下されました。
そういう部署から外されたんです。
資料作成はそれぞれがやればいいこと。
今まで甘えていた人たちは右往左往しますが、自分の資料は自分で作る。
それがあたりまえのこと。
化けの皮ははがれていきます。
それでも、裏で資料作成を頼んでいる連中もいる、
評価はしないけど、仕事は依頼する。
どう思いますか・・・?
企業が腐る要因はたくさんあります。
正しい評価をしていることは大前提です。
評判が悪い人に役割を増やしていって会社が成長したという例を知りません。
必ずおかしくなっていく。
かといって、損失を与えたりしていないのに簡単にやめさせるわけにいかないのも事実。
難しいですよね。
声の大きな人が幅を利かせる企業はおかしくなっていきます。
冷静に何がいいのか正しいのかの判断ができ、いわゆるガバナンスが効いている企業でなければこれからは成長していかないと思います。
今はその過渡期かもしれないですね。
声の大きな人_その①=経営者として正しい判断をしてみなを引っ張っていく人。ピラミッドの頂点。
声の大きな人_その②=自分の居場所を作るために皆が喜びそうなこと(ネタ)を言っている人。ピラミッドの底辺。
こういう図式はどんな企業でもあると思います。
その②の人を排除してもまた出てくるので、企業のガバナンスを効かせるというのは難しいことだと思います。
2:6:2の法則というのがありますが、本当にその通りだと思います。
これは疑ったことがありません。
それを理解してないとYesマンだけがいる会社になってしまいそうです。
それはそれでうまくいかないですし。
さあ、今日もいい1日にしよう!