困難にぶつかった時に考えることって何でしょうか。
つらい、くるしい・・・。
こんな思いは誰しも経験がありますよね。
自分が思うのは
「あんときに比べたら、こんなのかすり傷!」
そう考えるようにしています。
先日つらかったこと、いや苦しかったことは美ヶ原の坂を上っていた時のこと。
勾配が10%を超えるとこれが本当にきつい。
とはいっても過去には15%越えの名物坂のある大会に出たこともあるので、10%で泣き言は言っていられません。
ただ、今年はあまり坂の練習をしていない。
そうなると体はまるで急こう配の上り方を忘れたかのように、
「こんな急坂上ったことないよ~」
みたいな反応をします。
そんなわけないだろっ!と1人で突っ込みながら走っていました。
それでも勾配がきつくなり、いよいよ後半の体が悲鳴を上げ始めるころになると思うんです。
「こんなの大したことない、あんときに比べれば!」
ここでいう「あんとき」はいろんなことを思い浮かべますが、まあもっときつい練習をした時ですね。
体がバラバラになりそうな練習。
速い人たちについていく練習は本当にきつい。
ただ、少しずつでもついていけるようになってくるとなんとなくホッとするんです。
少しは体力が付いたか、と。
実際にはそうではなくて、筋肉の動かし方がわかっただけのようにも思います。
自分の体のことが一番わからないので、どこにどう力を入れたら最高に無駄なく走れるのか。
これの答えを早く見つけられた人が速くなれるのだと思います。
理屈を言うのはカンタンですけどねえ、30年自転車に乗ってますが速くならないんですよねえ。
筋肉と筋力の話に加えて神経系の話も絡んできます。
筋肉に動き方を教えることで正しくてロスのない動作ができるようになる。
筋肉はすぐに忘れてしまうので反復して覚えさせることが必要。
そして筋力を付けていく。
動けるカラダづくりをしていくことで故障しにくく、いつまでも動けるようにしていく。
今のところ年を取って前よりも動けなくなったという自覚がありません。
客観的にはいろいろあるでしょう、見た目とか。
でも体力面で落ちたなあと思うことはないんです。
タイムは上がらないですけどね。
さあ、今日もいい1日にしよう!