
最近暑いせいかこういう積乱雲をよくみます。
死んじゃいそうなくらい暑かったのは数年前までで、今は死んでしまう暑さです。
今年もすでに何人も亡くなっていますよね。
これ、もはや他人ごとではなくなってきています。
少し前ですが、同僚が動けなくなって救急車を呼んだということがありました。
外回りをしてきて、事務所に戻ってきたまでは良かったのですが急に具合が悪くなったらしく、ひとつの部屋にこもってしまいました。
自分を含めてそんなことは知らずに仕事をしていたのですが、
「〇〇さんが、帰ってきてから姿が見えない」
という話になり、手分けをして探したのですが、まさか会議室にいると思わず割と騒ぎになりました。
いくら呼べども応えず・・・。
そして会議室にいるのを見つけたときは、うずくまったまま動かない。
急いで救急車を呼んで病院へ。
このときのことは絶対に忘れないです。
「大丈夫か!」
返答はない。
救急隊員の方が担架に乗せて連れて行ってくれましたが、原因は熱中症でした。
甘く見ていたら死にますよ、というのは本当の話です。
自分も軽い熱中症になったことは何度もありますが、それが熱中症だと理解しているのといないのとでは全く話が違います。
何かというと、熱中症になっていると思えば深部体温を冷やすために自分でケアができます。
理解していなければ・・・、
「なんか具合が悪いけど、気のせいかな」
と思ってそのままにしてしまうのでどんどん悪くなります。
そして意識障害が起きる。
これはいつでも、だれにでも起きることです。
だから、いつでも起きる、自分もそうなるかもしれないと思って対処するしかありません。
本当にすべての人に気を付けてほしい。
これだけ暑くなってくると、いつでも起きますから。
”暑熱順化”、という言葉があります。
「暑熱順化とは、人が暑い環境にさらされることで、体温調節機能が向上し、暑さに強くなる現象のことです。具体的には、汗をかきやすくなったり、皮膚の血流量が増加したり、体温の上昇を抑えたりする効果があります。」
では何をすればいいのか?
以下の厚労省サイトにはこう書いてありました。
https://jsite.mhlw.go.jp/niigata-roudoukyoku/content/contents/1kenan-neccyuguide-06-03.pdf
「歩く 目安30分、走る 目安15分 この頻度目安は週5回」
ほぼ毎日、歩く、走るをこれだけやれば暑さに慣れるということです。
これは蓄積することが必要なので、2週間は続ける必要があります。
さらに・・・
しばらくやらない日が続くと、せっかく積み上げてきた効果は消えてしまいます。
実際、GARMINは運動すると今どれくらい暑熱順化しているか表示してくれるのですが、しばらく運動していないと100%まで行っていたものが減っていきます。
減るとどうなるか・・・。
自分は軽い熱中症になりました。
そうすると運動していても集中力が切れ、まったくパワーが出なくなります。
あれは驚きました。
暑さに慣れることは意識して急にやらないこと。
じっくり時間をかけて慣らすこと。
慣れたらそれを持続できるようにすること、です。
玉のような汗をかいている人を見ることがありますが、あれは危ないと思います。
暑熱順化していると、汗はさらさらしていて、臭いはしません。
していないと、汗がベタベタしていて、臭いんです。
まあ、自分の場合は、ですが。
気を付けたいですね。
夏を味方につけて、動けるカラダにしていきましょう。
さあ、今日もいい1日にしよう!