以前こんな話を聞きました。
「手術する予定が延期になってね。」
どうしたのかと思って、聞いてみたのですが、手術の時には点滴を入れますよね。
手術をするときの麻酔もこの点滴の管から入れます。
まあ、それほど太い針ではないのですがそれでもその針が入らなければ点滴ができません。
聞いてみたらまさにそのパターンで、手術ができなかったそうなのです。
何ともやりきれないですね。
手術のためには入院するはずなので、その手続きやら手術の準備やらで本人のストレスはMAXのはず。
それなのに、点滴が入らないだけで手術ができない。
どうにもそれを聞いたときにはやりきれない気持ちになりました。
自分は、趣味に献血と書けるくらい、行くときは2週に1度行きますから、血管に針が入らないということがいまだかつて・・・ない。
献血では最初に血管を見るのですが、看護師がこの腕は楽、といいます。
血管がすぐに出るので、仮にゴムをまかなくても針をさし損ねる、という心配がありません。
ゴムバンドをまけば100%いたくない。
看護師さんにとっては楽だよええ。
とまあそんな血管を持っているので、その話を聞いたときには半分信じられなくて・・・。
相手はプロですからね。
通算でいったら1,000人くらいは刺しているでしょう。
そんなプロでも結局敗北したと・・・。
何とも信じがたいですね。
痛い思いをして、手術ができない・・・気の毒としか言いようがないなあ。
プロでもできないことがある・・・。
ひとつの事例からそう思いました。
過去には20代のころ、肺を生検するために自分の全身麻酔で手術したことがあります。
あの時の麻酔は、驚くほどよく聞きました。
「麻酔担当の〇〇です。これから麻酔をしますが、少しすると何もわからなくなるんです。最近趣味では何・・・・・・」
そんな感じで一切意識がなくなりました。
気づいたときは病室で、素っ裸だったのに何か着ている。
あれ、なにか管がつながっているけど、これ・・・痛い!!!
体を3カ所切っていましたから麻酔が切れてきたらこれが痛いのなんの。
管のことはしばらく経ってから冷静になりました。
ああ、人に麻酔をかけておいてその間に管に管を通したんだな・・・。
おしっこがしたくなった時に、困りました。
いつものようにできない・・・。
でもだんだん尿意が消えていくんです。
タンクにたまっていくんですね。
不思議な感覚でした。
まあその時に思ったのは、入院したくない、ということ。
入院すると、自分が病人になったような気持ちになります。
でも、病人じゃない。
そのときも手術こそしましたが、自覚症状があったわけではないので痛い思いをしたけど、結局大丈夫だったのね、という感じでした。
痛い思いはしたくないものです。
さあ、今日もいい1日にしよう!