一年間やってきた実績を評価してもらい、交渉する場が「契約更改」。
交渉の場で、フロントが提示してきたカードに「0」と書いてあった場合は交渉の余地なしで解雇なんだとか。
この場合は選手側がいくら実績を言ってアピールしても一切聞き入れられることはない世界だそうです。
それだけ普段から見られて評価されているということでもありますね。
自分がその話を聞いた方は、そこに帯同するメディカルスタッフでした。
その方々は選手をいかにベストな状態で働かせて結果を出させることができるか、さらにケガをさせないことが一番大切です。
でも、ケガすることもありますよね。
ケガをした選手をどれだけ早く復帰させられたかもアピールポイントだそうです。
さらに・・・朝早くから夜遅くまでサポートして年俸は低く抑えられる裏方仕事は大変です。
選手が動いている時間は2時間として、その前に準備をしてサポートをして、練習や試合後はボディメンテナンスの時間になります。
終わったら今度は選手一人ひとりのリカバリーメニューを考えたり進捗管理をして、夕飯もそこそこに今度は自分のスキルアップに充てる。
聞いているだけでハードな世界だということがわかります。
あまり寝てないですよね。
それを年中、回している。
よほど好きでもない限り続かない世界だと思います。 このサポートスタッフも年俸制。
今季やってきたことの総決算ですから、チームのために何に取り組んで、どの選手にどんなメニューを行なってどんな成果が出たか、これを明確に提示する必要があるそうです。
明確に・・・。
ところがフロント陣はなかなかシビアで認めてくれないのだそう。
なかなか認められないというのは、どんな仕事でも辛いものです。
声をかけられるだけでも違うものです。
人ですから少しでもほめてもらえればそれだけでも救われる。
それがないとしんどいですよね。
ん~、しんどいです。
ほめ上手の人がいる会社というのはものごとが円滑に回ります。
トラブルがあってもみんなで何とか解決していきますね。
ほめられていない組織はとかくギスギスしがちで、物事は個人で解決するものという意識になりやすい。
ほめる、ほめられることがうまく回っている人たちは、自分たちで何ができるのかを考え、前進していこうという力が強いように思います。
とても大切で、いい組織ですよね。
こういう前へ前へと転がっていく組織がいいです。
スポーツの世界はアマチュアでもほめて伸ばしていくというのが今の流れだと思います。
ただ叱っても伸びない。
何が良くて何がいけないのか、それをどう変えるとよくなるのかをともに考え、教えていくというのが今流です。
人は正しく評価されたときに力を発揮し、さらに工夫を重ねてより良いものにしていく。
そういう生き物だと思います。
さあ、今日もいい1日にしよう!