今日も絶好調!

静寂

昨日の朝は、菅平でマイナス19.1℃を観測しました。
菅平は2012年にマイナス29.2℃を観測していて、まあそれに比べればまだ序の口なのでしょうけど寒すぎます。
たぶん、道はガッチガチで日の出前なら滑らないんじゃないかと。
この朝の気温-19.1℃は、北海道よりも寒く全国1位でした。

そんな朝ですが長野市内はマイナス3.8℃だったようです。
いつものように散歩しながらあたりの様子を眺めてみると、冷え込んでいるせいか聞こえてくるのはブゥーンというエアコンの音と薪ストーブの燃えた鼻をつくにおいだけでした。

静寂の中で、
少しずつ明るくなっていくのを感じながら、
キーンと冷えた空気を感じながら。
街が起き出すのを感じながら。

朝日が昇るころになると一段と寒さが増してきます。
放射冷却ですね。
それと同時に鳥たちがあちこちで挨拶を始めるかのように鳴き始めます。
さっきまでの静寂は、日の出とともににぎやかになっていくんですよね。
この感じがたまらなくいいんです。
周りには誰もいない、自分だけの空間です。

そのときにしか感じることができない景色。
これって毎年見ているはずなんですが、なんだか沁みるんです。
実際、毎朝散歩していると同じ朝陽は絶対にありません。
同じ景色、同じ匂い、同じ気温、はないんです。
これを考えると、見ている景色が変わることのありがたさがわかります。
2度と来ない今日、この瞬間。
ありがたいですし、尊いです。
そして、この朝日を見たかった人だってたくさんいるんですから。

そんなことを澄み切った空を見ながら想ってみると、平凡な1日なんてないんじゃないか、いえ平凡にしたらもったいないから昨日よりも楽しまないと、と思います。
気付けば半世紀以上生きてるんですからね、時の流れは早くてびっくりしますよ。
みなさん気を付けてくださいね。

ちなみにこちらは昨夜の月。
寒いときの月ほどきれいなものはないと思います。
空気も澄んでいて、キーンと冷えていて、きれいな月がそこにあって。
最高です。
信州に来たくなりますよね?
静寂を求めて都会からくる人も多いとか。
その気持ち、わかります。
自分は東京に出張に行くだけで、すぐ帰りたくなりますから。

南信州に阿智村というところがあります。
ここには何もありません。
怒られそうですが、それが村の一番の誇りなんです。
何もないから、明かりもない。
となるとそこにあるのは、”静寂”と”光のないきれいな夜空”。
それを売りにして”どこよりも星空がきれいに見える”と売り出したら観光客が東から西からどんどん来るようになって。
それくらい何もない、静寂だけがあるというだけでも人は魅力を感じるんですよね。
そういうところ、たくさんあります。

コンビニもたくさんありますから、都会暮らしの便利さにはほど遠いですが困らないはずです。
食べるものも美味いし、水も美味い。
水割りの氷だって水道水でいいし、ウイスキーの水割りでカルキ臭いこともない。
最高です。

さあ、今日もいい1日にしよう!

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