今日も絶好調!

年輪の話

7月にあった会社のイベントで35年前の入社当初に3ヵ月の地獄のような研修で一緒だった山梨の同僚に会いました。
たまたま長野でイベントがあり、その応援スタッフで来ていたとのこと。
前日搬入の時からいたようなのですが、自分はまったく気づきませんでした。
イベント当日、歩いていたら声を掛けられたのですが

だれ・・・?

という感じでした。
おそらく名札を付けていなければわからなかったと思うんです。
というか、なぜ自分のことがわかったのかを聞いたところ、

「ブースのところに名前があったから」

と言われました。
まあ、会社のパソコンで名前を叩けば在籍しているかはわかりますからね。
ブースを探して確信したうえで声をかけてくれたとか。
楽しみにしてくれていたようです。

ただ・・・。

お互い35年経ってますからね💦
あったはずの髪は、世間の強風に飛ばされ、様々なことに直面したからか顔にはその表情の変化の数だけ”しわ”という形で刻まれて・・・。
実は名を名乗られて、もちろん覚えているから懐かしかったんですが、顔を見てもわからなかったんです。
年数というのはそういうことなんですね。
たぶん、すれ違ってもわからないと思います。
お互い、研修を受けたときのことは鮮明に覚えていて、その職種で戦ってからいろんな部署を渡り歩いてきたと聞き、同じような戦歴だと思いました。
あえて経歴ではなく戦歴。

サラリーマン、と聞けば雇われてその中で毎月のサラリーは約束されているから、恵まれているという向きもあるでしょう。
たしかにそうかもしれません。
でもその中ではいろんな戦いがありまして、正論を言えば角が立つので、変化球を使ったり、人を使ったり、何かといろいろあるんです。
ただ、仕事が人に会うことが好きなので、ずっとその中で戦ってきたんです。
年輪を重ねればもっと笑っていられる時間が長くなるはず、と思ってやってきましたがそんなことはないんですよね。
むしろその逆でした。

自営ならもっと厳しい世界があると思います。
想像できないことでしょう。
でも、いま置かれている環境で自分のベストを尽くすことについては妥協はないんです。
それは同じことのように思います。
自分の頭をフルに回して、何が最適か、もっといい方法はないのかを考える。
自分の知恵では偏るので、その考えをぶつけてみて違うアイデアをもらう。
さらに良い形にしてお客様へもっていく。
最善策をできるだけ早く。
それこそ35年前などといえば徹夜で資料を作って商談に行くなんてことは苦にもならなかったです。
それがあたりまえの時代でした。

そんな時代を戦ってきたお互い年輪をそれなりに刻んできたことに満足感というか納得感を得た時間でした。
ごく短時間でしたが、何か鎧を降ろすことができたような・・・。

本気で戦ってきたからこそ、言葉にしなくても感じるところはあるんですよね。
本気、でもうまくいくこともあればそうでないこともあります。
それでも本気で妥協しないで取り組むと良いことがあるんです。
ずるくやると見えてこないんです。
それがわかっただけでもやってきてよかったですかねえ。

さあ、今日もいい1日にしよう!

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