今日も絶好調!

村上の記憶

先日のトライアスロンで行った村上市。
ここは城があり、お殿様がいた地だそうです。
それがゆえに、いろいろな歴史が残っています。
町の中には昔の屏風や調度品などがきちんと保管してあります。
そういう品物は普段見ることができないので、市があるときに行っていたらラッキーですよね。

村上と言えば鮭ですよね。
あ、牛も有名ですが。
この鮭、どこか違和感ないですか?
荒巻鮭ならエラに縄をかけて吊りますよね。
お腹も全部開いて。

村上はお殿様がいたことで、この写真のような開き方をするんだそうです。
まず、お腹は切腹を連想させることから、全部は開かず、つなげておくのだそう。
そして、エラで吊るのは首をくくっている姿にみえるから尻尾で吊るようにしたそうです。
一度聞いて、納得しました。
その伝統を今でもずっと守っているというのは素晴らしいですよね。

この鮭は昨年の今ごろ川に戻ってきたオスだけをこのように吊っているのですが、その時はまだ重くて大変のようです。
それが1年経つと4割くらい減るということでした。
保存食なのでしょうけれど、ここまでにするのが大変です。
この部屋は窓が全開で、夏も冬もこの環境下で自然の寒暖差の中で熟成されていく。
冬の寒さはとても重要で、身を締めるためには寒くないとダメなのだそうです。
暖かければ腐ってしまうし。
いつ見てもここの鮭は立派だと思いますが、それゆえお値段も立派です。
日本酒を家で飲む人なら間違いなく、この鮭はいいつまみです。

これからの季節、鮭が上ってくるのでそれも見たいですよね。
地元の人たちにとっては珍しくない光景だと思いますが、海のない県にいると魚の群れと聞いただけでワクワクします。
鮭のように、川をさかのぼり、大海原を泳ぎ回れるようなら楽しいでしょうね。

さあ、今日もいい1日にしよう!

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