「時間と上手に付き合っていますか?」
多くの人は時間に追われている、のではないでしょうか。
自分もその一人です(汗)
昔から時間は追うもので、追われるものではない、と言われたことがずっと引っかかっていました。
タイムマネジメントという本も一時期たくさん出ましたよね。
それぐらい時間の管理というのは難しいものだと思います。
会社に入社したころ、ちょうどバブルがはじけたころですが、この頃は時間の概念がおかしくて
「売ってくるまで帰ってくるな!」
「時間を気にして働くんじゃない」
と言われた時代でした。
定時退社という言葉はドラマの中のことだと思っていましたから。
時代は変わり、ブラック企業が叩かれた時代は、叩かれる側の企業になっていました。
そこから企業体質が大きく変わっていき、仕事の仕方も変化しました。
「就業時間内に与えられた目標をやり切ること。」
あたりまえのことですが、それまでは何時になってもいいから目標をやり切れ、でしたから
「働く時間が短くなって業績ができるはずがない」
という声があちらこちらから聞こえていました。
中には、
「会社のために働いているのに、早く帰れというのは理解できない!」
と大声でいう社員までいました。
今思えば時間の管理が全くできていないよ~と大声で叫んでいるのを聞いてしまったんですよね。
自分も少しはそう思った時期がありましたから。
毎日その日のうちに帰ったことがないという生活を半年位続けておかしくなりました。
人は寝ないとダメになるんだなというのを実感したころです。
さて、時間の管理をする上で重要なのはものごとへの重みづけ、だと思います。
出てくることのすべてに対応しようとしたらいくら時間があっても足りません。
重要か緊急かで色分けして、その中で納期を設定して取り組む。
当然その途中で新しいものが出てきますからそのことに対しても色分けします。
これがうまくいかないと時間がいくらあっても足りないということになります。
会社にいるAさんは、常にスマホが鳴っています。
ベテランで組織職をやっていてもおかしくない年齢なのですが、任されることがないんです。
「お客様からの依頼が最重要事項だから、全てに最善を尽くすのが自分のスタイルです!」
一言でいうと、「便利」なんですよね。
それが証拠に、お客様からの依頼はパソコンの使い方から雑務的な話も含めて千差万別です。
すべてに対応しようとしますから常に忙しい・・・。
お客様が何を求めているのか、重要なことは何か、他のメンバーに依頼することで自分のやるべきことに集中できないのか、というようなことを考えれば、スリム化できてお客様の求めることに対して迅速に回答できると思うんです。
お客様の求めるサービスとは何か。
企業と企業の取引ですから、均一なものが求められます。
その人の固有技術はむしろ邪魔になるんです。
それを理解して、最善を最速で提供することが大切です。
そのときに・・・、時間に追われていたのではそのことが全うできません。
重要なのは時間を追いかけること。
前倒して、いま何をすべきか考えていくことだと思います。
決して追われるのではなく、追うこと。
毎日があっという間に過ぎていくほど、何かに集中しなければ仕事は回りません。
そうであれば、時間を管理し、自分をコントロールすることが必要です。
出来ないことは人と協力して、分担して取り組めば最短で完了できます。
それがお客様の求めていることだとしたら。
しょせん、ひとりの人間にできることは限られていますから。
さあ、今日もいい1日にしよう!