梅雨真っ只中ですが、休日になると家にいるのはとてももったいないので癒されに山へ行きます。
そのときの1枚がこちら。
きれいな林です。
どうしても写真だと一部しか撮れないのがざんねんですが、もっと残念なのはこの空気感がわからないことです。
この日はヒンヤリしていて、木のにおいがしてとても癒されました。
そこに鳥のさえずりが心地よさをくれます。
なんだかここだけ時間がゆっくり流れている、そう感じさせてくれる場所でした。
何ともぜいたくな時間でしたが、こういう時間、場所、時期はだいたいいつごろとわかっていても毎年同じではありません。
つまりこの景色は一期一会なんです。
来年も同じかどうかの保証はないですからね。
そういえばきれいに手入れされた林があったんです。
先日通ったらその林の木が伐採されていて、見る影もありませんでした。
そのときに思ったんです。
”全てのことは、いつまでも同じではない” と。
そういうつもりで何にでも取り組んでいれば今を大切にしようと思えるようになります。
今の延長線上に未来があるのではなくて、今の連続の先に未来があると思います。
それをわかって時間を使っているのかどうかで、人生がずいぶん変わるように思います。
草花にしても同じですね。
これは最近見かけた花壇の写真ですが、「撮ってくれ」と言わんばかりに自己主張してきているように思いました。
それもそのはず、この花たちは今が一番きれいな時です。
1ヶ月後にはこの花は散ってしまっています。
一番きれいな時を生きている。
そのきれいな時を精一杯咲いているわけですね。
「それならば」、と思い写真を撮りました。
本当にきれいでした。
ものの見方ひとつでいろいろなことが学びになります。
先の林にしても、こういう花々にしても、その時々を静かに、でも精一杯生きている。
人と違うのはその環境から動けないということ。
何があってもその環境にしかいられない。
そこで精一杯生きている。
でも、人はいろんなことを考えて、周りの人の協力をもらいながらどんどん環境も変えながら生きていける。
これって素晴らしいことですよね。
自由に動けるんです。
自分の思い通りに。
過去につらい思いをしたとしても、ずっとそこにいなくてはならないわけではなく、いなくなることができる。
環境を変えることができる。
もっとイキイキと自分が輝ける場所を求めることができる。
素晴らしいですよね。
自分は運のいいことに、そういうことを多くの人や環境から学ぶことができます。
学んだら今度はそれを活かさなければ意味がない。
そうですよね?
少しの勇気とやる気さえあれば世の中いろんなことができると思います。
経験が生きる、なんてことは考えず、まっさらなところへ飛び込んで観ることのほうが刺激的に感じます。
さあ、今日もいい1日にしよう!