それは
「チーズはどこへ消えた?」
です。
え~と、どこにしまったのかなあ・・・。
と、気づけばなくなっていました。
ただ、ストーリーはシンプルでしたから覚えています。
2匹のネズミが食べ物を探していたら、ある場所でチーズを見つけて、お腹いっぱいに食べて。
またお腹が減ったのでその場所へ出かけていったらチーズはなくて。
でも、きっとまたチーズが出てくるに違いないと1匹はそこで待っていて。
でも、もう1匹はもうここにチーズは出てこないだろうと別のところへ探しに行くというお話、だったかと。
さし絵もかわいいものだったと思います。
読んだことがない方はぜひ手に取って実際に読んでほしいと思います。
ストーリーがわかっていても、自分で読んでみると感じ方がまた変わってきます。
自分も何度か間をあけて、ことあるごとに読んでみましたが、そのたびに気づくことがありました。
本というのはそういうものだと思っています。
私が感じた一番の出来事は、新しい技術がどんどん出てくる中で、これが一番いいと信じてお客様に勧めていた時にもっといいものが出てきた瞬間に感じました。
「もしかして自分はチーズにこだわっていないか?」
ひとつのことにこだわりすぎていると新しいモノやコトに気づきにくくなったり、斜に構えてみてしまったりします。
あるいは見ていないことにしようとしたり・・・(笑)
それでは取り残されて行ってしまいます。
二番目に感じたのは、色の流行りすたりの話でした。
色の流行りは、それをコントロールしている人がいると知って本当に驚きました。
そんなことがあるのか、と。
洋服の世界もそうなんですよね。
自分がいい色だとかいいデザインだと思っているものは、誰かがそう思えるものを提示しているから。
それも、流行り始めたときにそういう方々はすでに来年、再来年のことを考えているそうです。
その先にあるチーズを食べに行っているんですよね。
自分があたりまえだと思ってきたことは、どんどんと様変わりしています。
変化する速さが変わったりしていますが、それでも新しいものはどんどん出てくる。
さて、自分はそういうものを追いかけるのか、それとも作ってけん引するのか。
この考え方次第でずいぶん居場所も変わると思っています。
最近そういうことって、多くないですか?
自分の周りでは頻繁に起きるので、目が離せません。
これからAI時代になるともっとその速度は早まります。
嗜好品や食べ物ならこれもまた速いです。
変化を追いながら、今あるものの価値も高めていく。
そうしなければ、今までになかったものは生まれません。
では、新しいものを追うにはどうすればいいのか。
立ち止まらずに世の中の変化を見据えることと自分に酔わないことですね。
自分はできる人間だから他とは違う、というような比較をしてしまうと成長が止まりあっという間に追い越されます。
自分を成長させ続けたいですね。
さあ、今日もいい1日にしよう!