先日後輩が亡くなりまして、お葬式がありました。
とてもいい人でしたから、会社の多くのメンバーやＯＢ、取引先が告別式には来ていました。
現役の社員で人望のある社員が亡くなるというのはそういうことですよね。
自分も同じグループで仕事をしていたことがあったので、その後輩には特別な思いがありました。
残念でなりません。
ただ、ずっと病を患っていたので、その姿を見ているのもつらかった。
そう思っている人は多かったんですよね。
心からご冥福をお祈りいたします。
さて、お葬式というと亡くなった方の縁者が集まりますが、このときも多くの懐かしい方々にお会いしました。
亡くなってしまった後輩に感謝しながら、そういう方にご挨拶させていただきました。
もう１０年近く会っていないのに、昨日も仕事してたよな、くらいのノリで話しかけてもらえることに本当に感謝しました。
一言だけ
「お前マスクしてるとすれ違ってもわからないな」
と言われましたが。
まあ、年月は風ぼうを変えますからね💦
会社を定年延長して、それも終えられた方なのでなかなかお会いする機会もないんです。
ていねいにご挨拶して、またお会いしてい事だけ伝えました。
当時、一生懸命仕事をして本気で意見をぶつけ合ってきたから今でもかわいがってもらえる、というのは話をする中で感じることですが自分でよかったなあと思います。
その方は、会社に入って一番最初に怒られた先輩です。
「おまえ、あの会社がどういう会社かわかってんのか？わからないなら行くんじゃねえ！」
まあ、当時は正面からこういわれても、なんで怒られてるのか全く分かりませんでした。
いまこんないい方を新入社員にしたら、ハラスメントですぐ問題になるでしょうね(笑)
のちに転勤した先の飲み会で、その先輩にその話をしたら
「そんなこと俺が言うわけないだろ、人違いだよ」と言って笑われました。
それからもお互い腹に何も持たず、ガンガンと意見を言い合ったりしましたが、お互いが真剣なので話し合った後はじゃれあっていました。
いい関係ですよね。
また自分の後輩で会社を退職したＫ君も来ていて、自分のところへ寄ってきて顔を見るなり、
「先輩、大丈夫っすか？ 聞きましたよ、心配してました・・・」
「いやいや、心配してたのはこっちのセリフだよ」と言いながら、しばらく会話して別れましたがこういう形で引き合わせてもらえたことにも感謝しています。
違う会社に行ってしまったのでなかなかふだんは会う機会がないですから。
そのＫ君は中途で会社に入ってきたときに自分の部署に来たので、いろいろ教えてきたんです。
辞めたいと連絡をもらったときに、いろいろ聴きましたが反対したことはなくて、背中を全力で押しました。
ひどいことを言う年配者もいましたが自分のスタンスは人生一度きり、自分の人生の責任は自分が取る、ですから反対するというスイッチを持っていないんです。
まあ、会社の管理職としては失格でしょうね。
中途半端な理由でやめようとしている人は全力で引き留めたことがありますけど。
それでも辞めて行った人は後になって、もう一度戻りたいと相談してきたりしますが、今のルールでは戻れません。
特に辞める前にいろいろ不満を言ってはいけないと思っています。
こちらはその人のことを想って引き留めようとしますから。
反対に、会社のことは絶対に悪く言わなかった後輩もいました。
なぜ辞めたいのか、は
「夢があるから」
いま思えば何の夢だったのかわからないんですが、それでも今ある企業の幹部になっているからいいんだと思いますが。
再開の場を作ってくれた後輩に感謝しながら、残念な気持ちでいっぱいですがお別れしたいと思います。
ありがとうございました。
今日という日は帰ってきません。
もっといえば、今日は一生分の一日です。
さあ、今日もいい１日にしよう！