「主語を自分にして話をしていますか?」
自営業の人はもちろんこれがあたりまえだと思うのですが企業に属していると、
「おや?それ自分で思っていること・・・?」
という意見が出てきたりします。
何か事が起きたら、
「それは自分の責任じゃないから!」
と言いそうな感じがみえる。
そういう場合にはもちろんその先を聞きます。
すると、・・・いろいろ見えてきますね。
上司がそういう人だとメンバーは大変です。
気を付けたいものです。
さて、毎日いろいろなことが起きますよね。
今は多様性の時代。
今まで起きなかったようなことも起きます。
そこへ持ってきてハラスメントという難しい言葉が立ちはだかります。
なぜ難しいかというと、受け取り方次第だからです。
言われた人のメンタルが壊れたら、これはハラスメントです。
壊れそうなことを言うのも同じですよね。
でも、それを測るものさしはないんです。
難しいですよね。
メンタルヘルスクリニックへ行くと、本当に多くの人がいて驚きます。
さらに電話で予約をしようとしても、
「1カ月先になりますが、それでもよろしければ・・・」
という状況と聞きました。
心の病というのは目に見えません。
ケガをした、というなら血が出てるとか骨が折れた、というようにわかりますが、心の場合は見た目はふつうですし、会話しているときには笑ったり冗談を言えたりしますからわからないんです。
ところが、突然会社に来れなくなったりします。
聞けば、会社に行こうとしたら吐き気と頭痛がひどいといいます。
こういう方、増えているんですよね。
一部には食べ物の影響だとか外的要因を言う人もいますが、私はそればかりではないと思います。
相手を思いやる気持ち、想像力が足りないのだと思います。
相手の話を聞く、
考えを尊重してその真意を聞く、
自分の意見を押し通そうとしない、
などなど上げたらいくつも出てきますが、人のことを考えてものを言えるかどうか。
それができたらもっと仕事も人とのコミュニケーションもしやすくなりますよね。
しょせん、この世は人とのコミュニケーション無くして生きては行かれません。
そうであれば、人のことを考えて話をできる、そういう普通のことはできる人間でありたいと思います。
特殊技術(パソコンスキルがあるとかデザインスキルがあるとか何かについてよく知っているとか)というのは大した話ではないんです。
もっとその技術のある人がいればすぐに差し替えが効きますよね。
・・・そういうことです。
それよりも物事の本質を見抜いてどうすればうまくいくか、どのような布陣で臨めば一番最適解が出せるか、そういったことを考えて判断できる人がとても大切です。
正しいこと、正論を振りかざす人がいいとは思いません。
それよりも、悪い状況をよくするためには、時に邪論も必要なんです。
実は、こういうさじ加減ができる若手がいたんです。
「その嗅覚はどこで身に着けたの?」
と聞いたら、学生の時にやっていたアルバイトで店長からみっちり仕込まれたそうで。
その店長にあってみたいと思いました。
それと同時に、その若手社員にいろいろ聞いてみました。
この話をするとき、若いとか年が行っているとか関係ないですからね。
常々そう思います。
経験値は少なくても、自分よりもスキルがあったり、判断軸をしっかり持っている若い人にはきちんと頭を下げて教えてもらいます。
そうしないと失礼ですからね。
さあ、今日もいい1日にしよう!