今まで無かったものが手に入ったり、できなかったことができるようになったりして、それがあたりまえになると無かったりできなかったころのことを忘れてしまいがちですよね。
人は欲が深いので、もっと欲しがってしまいます。
これ、落とし穴だと思うんですよね。
何が落とし穴か。
自分が思うのは、
”そのことに感謝したかどうか、しているかどうか”
が大切だと思います。
ありがたい(有難い)と思えるかどうか。
貧乏くさい話ではなく、今までなかったものが手に入る、できるようになることは偶然ではないと思うんです。
いろいろなことがあたりまえになっていくことはとても素晴らしいことで、それがふつうになっていく、というのは素晴らしいことです。
ふつうのレベルがどんどん上がっていくのは良いことですよね。
そのときに、
感謝する気持ちを忘れると自分勝手になったり、自分は運がいいと錯覚して天狗になったりします。
これは良くないですね。
でも、とかくそうなりがちなのも事実です。
こんなことを聞きました。
友人と泊まりに行ったときに、ある人が全部段取りをしてくれて、宴会もとても楽しかった。
それで仲間がみんな盛り上がって、またやろうということになったそうです。
そのときに、自分が段取りするよと手を上げるメンバーがいなくて、またその人にお願いすることになった。
気のいい人だったので引き受けてくれたけれど、任せきりにしてしまったので2回目以降は続かなかったと。
気持ちよい場を作ってくれた仲間に感謝して、今度は自分がやるよと誰かが言えばもっと続いたのかもしれません。
あるいは、その人に皆で何かしてあげたらよかったのかもしれないですね。
こういうことは割とよくあります。
自分が思うのは、何が”ふつう”なのか、勘違いしてはいけないということです。
段取りをするのは大変です。
人数が多かったようですから、出欠の確認から料理の手配から全部一人でやらなければならない。
それはふつうではないですね。
相手の気持ちを考えて(想像して)、何をすればいいのか考えたり、もっとよくするにはどうすればいいのか考える。
この例ならもうひとつありそうな「わがままをいちいち聞かない」というのも大切だと思っています。
それこそ疲れてしまいます。
何が大切かを考え、あたりまえではなく、そのことをありがたいと思って感謝する、それを言葉にすることで次につながっていきます。
”あたりまえ”と”ありがたさ(感謝)”
忘れたくないですよね。
さあ、今日もいい1日にしよう!