自分が何かをするときに、
「他の人はもっとできるんだろうか」とか
「自分は他人よりも体力がないからできないなあ」
と考えてしまうと、物事に対して消極的になってしまいますよね。
自分が思うのは、その人がその人なりの楽しみ方を知っていたらそれでいいんじゃないかなと思います。
トライアスロンをやってみて思ったことですが、この競技は確かに競い合うんですが、その前に
「自分に弱音を吐かなかったかどうか」
「去年の自分に負けてないかどうか」
これをはかる競技なんじゃないかなと思いました。
もちろん順位もつきますし、競い合いです。
でも、その勝ち負けの前に3種目やってゴールできたかどうかですし、最終的には
自分が納得できたかどうか、
だと思うんです。
上には上がいますし、トライアスロンは景色のいいところでやりますからね、楽しむことが何よりも大切だと思います。
海辺なら魚は絶対美味しいし。
せっかく遠くまで行くわけですから、そこで一期一会のことをめいっぱい楽しまなければもったいない。
人の目を気にしていたらつまらないんです。
もう一つ大切なことを学びました。
応援してくれている人のありがたさです。
トライアスロンは3種目があるので、コースも広範囲になります。
そこにいていただける皆さんの温かいこと。
一生懸命応援してくれるおばあちゃん、旗を振ってくれるおじいちゃん。
バイクで海岸線を走りながら涙したことがあります。
こっちは心臓が出そうになるくらい必死で走っているし、前の選手を抜こうとペダルを踏んでいる。
そこに力を乗せてもらえる感じです。
あの思いがあるからやめられません。
一生懸命やっているときに応援してもらえるありがたさ。
もちろん、マラソンでもほかのスポーツでも同じです。
応援する側になる時は声が枯れるまで応援します。
パワーを伝えたい、乗せたい、という思いです。
今年はいくつの大会に出られるかなあ。
楽しみです。
この考え方は何にでも通用すると思っています。
趣味でも仕事でも。
根っこにあるのは、
自分に背を向けないということ
が1番大切ではないでしょうか。
応援してもらえるから頑張るでもいいし、
自分にまけない、でもいいですよね。
自分に課したもの、それはタイムかもしれないし、距離かもしれませんが、
「これくらいでいいかな・・・。」
という気持ちだと自分が本気にはなれません。
倒れるくらい、一生懸命練習したり競い合ってこそ大会の時に楽しめると思います。
でも・・・、
それを決めるのも自分自身です。
どこまでやったら自分が自分自身に対して”背を向けていない”と言えるか、ですよね。
仕事の話でいえば、妥協できるならいいですが、営業の仕事をしていて思うのは妥協したら他社に負けるんです。
いろんなことを考えて、自分のつよみを突き詰めていかないと達成感はない。
いろんな人の力を借りて協力し合いながら取り組んだことは満足度が違いますよね。
仮に負けても「次はこうしよう」という一体感がありますから負けにくくなります。
そういう意味で、仕事で泣ける人は本当に素晴らしいと思います。
突き詰めていったからこそ、ですよね。
人の目を気にするのではく、自分にどう折り合いをつけるか。
抜くところは抜いて、めいっぱいやるところはどこか、考えて挑戦していく。
人生は一度きり。
人の目を気にして生きるより、自分自身と向き合ってどう生きていくか、の答えを見つける。
答えは探すのではなくて、見つけるんですよね。
今年も気合いを入れて、誰かに言われたことを気にするのではなく、自分で見つけた答えに向かって挑戦していきます。
さあ、今日もいい1日にしよう!