松本で山岳ガイドをしている方から聞いて驚きました。
「鹿肉が美ヶ原では安定して獲れているよ。」
というんです。
たしかに美ヶ原高原のシカは問題になっていて、出入りできないように柵はあるんですが軽々と飛び越えると聞きました。
さらに、
春先に牛を放牧していますが、鹿が草の新芽を食べたりしてしまうため牛の放牧にも影響があるようです。
ニホンシカは以前多くなかったのですが、どんどん北上して数を増やしています。
そうなると生態系が崩れるため、猟師の方が減らす努力をしているんですね。
数がたくさん獲れるので食肉として確保できるようになっているそうです。
ジャーキーやカレーに使われていて、美ヶ原産として出回っています。
これからの季節は雪が降りますが、道に塩化カルシウムをまくと、それをなめるために鹿が出てくるといっていました。
夢中になっていて近づいても逃げないとか。
塩化カルシウムがシカにどんな影響があるかはわからないですが。
雪を解かすためのもので、食用ではないですからね💦
シカを駆除したら、できるだけ食べるようにして供養したいですね。
熊とかもそうですけどね。
数が増えると危険だったり、人の生活に影響が出ます。
人の生活に影響といえば、山の水不足も相当リスクがあります。
ここ数年、雨や雪が少なくて保水量が減っています。
今年は早々と雪渓が消えたり、解けるのが早いために登山ルートに影響が出ました。
こんなことは今までなかったですよね。
山の雪不足がもしこれからずっと続いたら、これは湧水の元にもなっているので例えば安曇野のわさび田に湧水量が減って影響がでることが起きるかもしれません。
山に積もった雪の雪解け水は、結果的に夏場には田畑に水を供給する元になっている。
この水が少なければ当然、作物にも影響が及ぶというわけです。
実際今年は田畑に水が足りなくて影響が出ました。
先日JAの方に聞いたら、夏場の暑さと水不足でリンゴもナシも長芋もみな不作なのだそう。
今年だけであってほしいと思います。
自然はすべてつながっていますよね。
SDGsには賛否ありますが、その中身をよく見てできることはあるので取り組んだほうがいいと思います。
「地球は先祖から譲り受けたものではない。子孫から借りているものだ。」(アメリカ先住民の言葉)
さあ、今日もいい1日にしよう!