・・・腰の引ける話。
かれこれ２ヶ月ほど前ですが、富士山麓をぐるっと回る１００マイルレースをＴＶでやっていたので思わず見てしまいました。
一言でいうと身体に悪そうですねえ(笑)
平らなところではなく山の中を走り回りますから、あれは速い遅いにかかわらず身体が悲鳴を上げます。
トップ選手は２０時間でゴールしていました。信じられません。
一般の人は２日かけてもゴールについていない。気温は夜に１０℃近くまで下がるため、消耗も激しい。エイドステーションに入ってくる方々はガタガタ震えていました。
最後にゴールした方は、締め切り後３分５０秒でゴールされていましたが、もう立てないんですね。
足が言うことを聞かない。見ていて泣ける。
「あと３分５０秒なんとかならなかったのか」たぶん、ならないでしょうね。
それくらい過酷だと思います。
さらに途中の補給がうまくいっていなくて、エネルギー不足でした。
あれで歩けるのも自分からすると不思議でした。
全く動けなくなっていてもおかしくないんですよね。
でも、
みていて思ったことは「いつか出てみたい、やってみたい」でした。
なぜそう思ったかはわかりません。
自分の身の周りにいるマイラーと呼ばれる１６０㎞レースを完走した方々に聞いてみると、
「見える景色が変わる」とか
「自分の限界を知ってみたい」という
ちょっと何言ってるかわからないレベルことを言います。
どんな練習をしているかというと、毎朝４時に走り始めて近くの里山の山頂に５時過ぎにいて帰ってきて普通に仕事に行く。
これをほぼ毎日されていました。
そうだよなあ、それぐらいやらなきゃ１６０㎞はムリだよなあ、と思います。
山の中を昼と夜をかけてほぼ寝ずに走るわけですから。
見える景色が変わるのは、限界になっても動いているので幻覚に近い感覚ではないかと。
イメージできない厳しいレースです。
でも、楽しそうなんですよね(笑)
さあ、今日もいい１日にしよう！