暗い話ではありません。
知人が先日亡くなりまして、以前から入退院を繰り返していたんですが同い年だったんです。
入退院の原因とは違う病気で、ひとり暮らしをしていたので最期は誰かに気づかれることもなく逝ってしまいました。
何ともやりきれない気持ちでした。
自分は健康だから大丈夫!と思っていると、ある時突然ということもあります。
もちろん事故に遭うことだってある。
そう思うと、今こうしていることだって本当に貴重な瞬間だと感じます。
誰でも、あの時はヤバかったという経験を持っていると思います。
でも、それを人は忘れてしまうんです。
最悪の事態が過ぎれば、
「あ、もうだいじょうぶなんで!」
と言ってしまう。
でも本当はその言葉の前に、”今は” をつけないといけないんです。
今は大丈夫。
そして、今は大丈夫だけど、1時間後はわからないから気を付ける。
そのために自分の体調をよく観察する。
昔の人は寿命も短かったから、
「一日一生」
「今を生きる」
「今日を精一杯生きる」
ということを特に意識したのだと思います。
これは今でも通じることですし、無駄にしていい時間なんてないですからね、今を生きたいと思います。
もう一つ大切なのは、昔はこうだった、自分の時はこうだった、を言わないということ。
この言葉を言っているとき、人は過去に生きていると思います。
大切なのは”今、この瞬間”です。
過去に縛られず、今、この瞬間瞬間に意識を向ける。
手や足首についている鎖、おもりを取り去って、生きると今まで経験したことのない新鮮な気持ちになれます。
この感覚を味わうとまさに、
ゼロにリセット
できて、どんどん新しいことにチャレンジできる、そんな気持ちになります。
良いですよねえ。
過去の経験は財産ですが、時に後ろから引っ張られる邪魔なものになります。
さあ、今日もいい1日にしよう!