今日も絶好調!

いろいろな新陳代謝。

新陳代謝、英語ではメタボリズムですね。
そう、メタボリックという言葉に通じます。
この新陳代謝が行われるのは、自分のカラダでも仕事でも本当に大切だと思います。
企業の中の新陳代謝。
高度成長期であれば、動いた分だけ、作った分だけ売れましたから、

「1件でも多くのお客様へ行け!」

「もっとたくさん作れ!」

という時代でした。
それから時代は変わってきていますが、どんな製品であっても必ず衰退期はやってきます。
市場に行き渡ると買い替え需要だけになるんですよね。
そこで新しい製品やサービスが出てくるとその商品がいらなくなったりします。
例えば、時計、電卓、電話帳、時刻表、それにまつわるアプリ・・・。
上げるとキリがありません。
これらは、スマホが出てきたことで売れなくなった製品ですね。
今の若者は時計をしていません。
仕事をしているメンバーはしていますが、その時計はスマートウォッチだったりします。
そういう自分もそうなんですよね。
もちろん時計は見ますし、アナログでないと時間の逆算をしにくいので使っています。
売れるものがどんどん変わっているんですよね。
その速さには本当に驚きます。
特に驚きだったのはカメラの産業ではないでしょうか。
フィルムはあっという間に売れなくなりましたね。
デジカメも出始めたころは売れていました。
スマホがまだないころですね。
ところが、スマホが出てきて画質が上がってくると状況は一変しました。
後はご存じのとおりですね。
デジカメ、建設業の現場写真用として売れていたようですが、今では安いものを買って壊れたら買い替えるという話を聞きました。
そんな時代なんですよね。
いろいろなものが新陳代謝で新しくなっています。
商品が出てくるのは、その用途が変化するからですよね。
その用途を提案する時代に変化してきています。
Appleはまさにそうやって来ましたから。
iPhoneが売れたのは優れた製品ということもありますが、その用途を提案したからですよね。
そのバックヤードの整備をキッチリやっていましたから、市場がその提案に追いついてきたときに

「さあ、使ってください!」

と言えたわけです。
売れるかどうかわからないけど、絶対に売れると信じて製品開発することができるか、市場をけん引する求心力があるか、こういうことが大切なのだと思います。
先日書いた、コンビニを一番最初に出店されたときの話もそうですが、

「なんで、スーパーで安く買える物を定価で売るのか」

これに明確な理由と利便性を天秤にかけて市場に訴えた。
最初は見向きもされないわけです。
例えばおにぎり。
そんな状況下でおにぎりを並べても売れない。
でも、工事現場の人たちがパパっと食事したい時にその便利さやおいしさに気づく。
そこからは口コミの世界ですからブワッと広がります。

市場のニーズがどこにあるのか。
今までと同じ思考で考えていたら絶対にわかりません。
そういう意味で自分が思うのは、

「ああ、頭が固くなったというのはこういうことか」

と思った瞬間にポストオフを考え、進言しました。
そうしないと企業は新陳代謝できないからですね。

どんどん新しい考えを取り込んで、どんどん変化していく。
その必要性をとってもいろんな場面で感じます。

「昔ながらがいいんだよ。」

それも決して否定はしません。もちろん大切なことです。
その使い分け、必要とされる分野では変えてはいけないこともたくさんありますから。
長野にある傘を直してくれるお店。
これだけ傘が安く買える時代に直してくれるお店は貴重です。
並んでいる品物が見たことのないようなものもあります。本当に貴重です。

さあ、今日もいい1日にしよう!

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