「本当に困っているときに手を差し伸べてくれる人は一番大切にしたほうがいい。」
これは間違いないです。
ひとたび災害でも起きたときには、本当にそれが如実に出ると思います。
今日考えたのはそんな有事のことではなく、日常起きるいろんなこと、です。
人は誰でも、自分を中心に自分の人生を生きている”主人公”なんですね。
時にはへこたれてグズグズになったりします。
不安になると判断軸もぶれたりします。
でもこれって、平常時には起きないことですよね。
そんな平常時ではないときに考えたことというのは、あとで思い返すとゾッとするようなこともあったりします。
人に余計なことを言っていたり、親しき仲であっても言わなきゃよかった・・・なんてこともありました。
そこで自分が心がけているのは、そんな人から自分が言われたこと、相談されたことについてはじっくり考えて、時には放置する。
無視ではありません。
放置です。
持論や結論めいたことは言わない。
相手が平常でなければ、いつもと違う判断軸でものを言うことだってありますからね。
そうすることがある意味では”やさしさ”ではないかと。
反面では、「困っている人には手を差し伸べるのがやさしさだ!」という向きもあるでしょう。
でも、それは個々の判断だから異論はないんです。
ただ、自分は本当のやさしさかどうか・・・と、考えてしまうんです。
いろんな場面場面で、前のめりで物事を捉えるのではなく、近くに寄ってみたり俯瞰してみたりしないと本当のことがわからなくなってしまいます。
その上で”自分の判断軸”に聞いてみる。
言ったほうがいいのか、言わないほうがいいのか。
以前お会いした賢そうな人は、スーッと入っていって聴いているなあ、と思ったらフーっと離れていました。(賢いかどうかはわからないんですけどね)
その身のこなしの鮮やかさに驚かされたんです。
そんな器用なことはできないのですが、ただ、じぶんとして意識していることは大切だと思います。
その方には、
「話を聞いてアドバイスすることだけがやさしさではない」
と教えていただきました。
これを若い方でもできる人がいるんですよね。
わかってやっているから自分の軸をしっかり持っているんだなあと思います。
さあ、今日もいい1日にする!