何が大変だと感じるか、尺度は人それぞれですよね。
たとえば、5cmの段差につまづく人もいれば、1mの壁を軽々と飛び越える人もいます。
大変だと考えるとなんでも大変に思えるし、気分は重くなります。
それって、自分で”大変にしてしまった”かもしれません。
過去にこんなことがありました。
あるお客様との商談で、過去にあった同じような商談での失敗が気になっていて、それが気になり思うように話ができませんでした。
そのことがどうしてもくやまれて、頭の中に浮かんでくることを紙に書きだしてみました。
そうしてみると大した話ではないんです。
事前に下調べができていないから不安になり、自信をもって話せないだけでした。
準備不足・・・。わかったような気がしていたけど、実はいまいち理解ができていなかった。
その後、いろいろ調べてみて「自分が苦手だと思い込んでいた」ことも、聞いてみたり、もう一度調べてみるとよくわかりました。
なんでも大変だと思わず、「自分は過去にも経験してるからできる」と考えて準備して取り組むと、スッとできることもありますね。
これ、大事だと思います。
大変だなあとかイヤだなあと思っていると壁のようなものが頭の中にできて、知識が入ってこなくなるように思います。
もったいないですよねえ。
いっそのこと、わかる、大丈夫だ、できる、と呪文のように唱えながら取り組んでみると簡単にできたりしますから不思議です。
この方法はなんにでも使えるので、自分の脳をだます感じでやってみると面白いですね。
もうひとつ。
脳のクセですが、脳の中で働きかけてくることもあります。
それは「イヤだなあ」とか「やらないほうがいいよなあ」というように言ってくる”もう一人の自分”です。ボーっとしているときに出てきたり、先ほどのように「大変だなあ」と思ったときには出てきますよね。
これは、マイナスの地獄へ引き込むろくでもないものなので、「うるさい」と言って追い払いましょう。
自分は本当に「うるさい」と声に出して言います。
するとフッと消えてなくなります。
試しにやってみてください。
自分の脳に支配されるのはつまらない、意識で支配するようにしたいものです。
さあ、今日もきっといい1日になる!