身内が入院していまして、先日転院しました。
その家のお母さまを見ていて、なんとも
「がんばりすぎだなあ、自分があの年になったらできないし、やらないだろうなあ」
と思いました。
そこの長男が会社を休んで動いたようですが、本当に役にたったようです。
その話を聞いて思ったのは、昔からキッチリしている人は完璧主義になってしまうかもしれないということ。
年を取るといろいろなことができなくなります。
記憶力も下がる。
すると、自分はダメだと思うようで、「ダメだ、ダメだ」と言っていたようです。
これは、まわりも疲れますよね。
完璧でなければだめなので、「あれはどうした、これはどうした」と世話をやかれます。
ものごとは、全てを自分ができるはずはないので、
「任せるところは任せ切る。」
「頼るところは頼り切る。」
この「切る」ということがみんなできないから苦労するんだと思うんです。
自分もこれができずに悩んだし、苦しみました。悪いクセです。
もちろん入院しているほうも楽ではないです。
ただ、これも何かの宿題だと思って取り組むしかありません。
冷たいように聞こえるかもしれないですが、その人になることはできません。
痛いだろう、辛いだろう、といくら言ってもその人の本当の痛みはわかりません。
回復するかどうかは、天のみぞ知ること、あとは本人次第なんです。
自分のことを直視して、そういうどうにもならないことまで抱えても仕方ないんです。
何かを手放さないと新しいものは入ってこない。
なんでも抱えられる量には限りがありますから、抱えすぎないことが大切ですよね。
一度きりの人生、です。
みな平等に一度だけです。
いただいた命ですから使い切る。
だから、「一生懸命」なんだと思います。
さあ、今日もきっといい１日になる！