「怒りやイライラは６秒グッとこらえてガマン！」
これは、しばらく前によく聞いたアンガーマネジメントの方法ですね。
怒りは６秒我慢すると静まってくるので、グッと我慢しましょうという話ですが、ただ我慢するというのはなかなか難しい話です。
実際できてます？
そもそも怒りやイライラがなぜ起こるかといえば、相手と意見が合わないとか自分がしてほしくないことをされたり、自分の常識と違うことを見たり聞いたりするから、ですよね。
主語は自分です。
自分と違うから腹が立つ。
でも、それって相手も同じなんですよね。
こちらとしては普通にしているのに、それでイライラする人がいる。
意見の相違、です。
この場合は平行線になりますね。譲り合って解決できるならいいですが。
では、このイライラをぶつけあって解決するでしょうか。
そう、残念ながらなりません。むしろこじれます。
そうであれば、互いにイライラしてみたところで収まるところはありません。
イライラした分だけ時間の無駄、ということになりますね。
何と無駄な時間か！
自分がガマンして良かったことはいくつかありますが、いずれも会社でした。
理不尽なことを言われてどうにも腹が立って、そこでふと思ったんです。
どう聞いていてもおかしいから、相手にするのをやめよう、と。
相手が誰であれ、理屈がおかしい人を相手にしてはいけません。
「理解できません」と言ってしまえばそれまでですが、その後も付き合わなくてはならない場合は適当にやり過ごして相手にしないことです。
相手のレベルに自分を下げない、という風に考えれば我慢もできるでしょう。
反対にガマン出来なくて失敗したこともあります。
これも会社ですが、いちいち聞いてくることが煩わしくて、「自分で調べろ！基本的なことだ！！」と言い放ってしまったんです。
相手は相談したくて言ってきたのに、いちいち聞いてくるな！です。
この後のことを考えるとおのずとわかりますよね。
「二度と相談しねえ！」
というのが普通でしょう。
ハッとしまして、その日のうちにお詫びをしました。
こういうときは上司部下は関係ありません。
まずいことにこの日は金曜日、時刻は２０時過ぎ。
お詫びはメールでしか送れず、その土日はとても嫌な気分で過ごしました。
相手のほうがダメージは大きいですよね。
金曜日にやってはいけません。
６秒ガマンしていたら・・・。
感情を表に出してはいけないんです。
決していい方向へは転がりません。
それを改めて肝に銘じて。
さあ、今日もきっといい１日になる！